概要
社内で技術的なナレッジを共有するツールの選定をしたので、そのメモ。
他にもツールはあるけれど、社内で候補となったものでの比較です。
各ツールの特徴・感想
前提条件などが全然違うので個別の感想を記載。
特に記載していない機能(タグ・ブックマーク・コメント・検索等)は特に差を感じなかったです。
Notepm
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画像を直接編集可能
- 別途編集してから貼り付けなくてよくて便利。
- Wordをアップロード可能
- Markdown との互換性が低く、期待外れ。
- せめてアウトラインだけでも互換性を持ってほしかった。
- Markdown との互換性が低く、期待外れ。
- 管理系機能の充実
- レポート出力
- ちゃんと分析するかはともかく。
- レポート出力
- 外部共有も可能
- URL発行して共有するタイプ。
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値段が高い
- 閲覧ユーザーが編集ユーザーの3倍、という制約が微妙。
- そもそも、みなで編集していくのがWikiでは?
- 閲覧ユーザーが編集ユーザーの3倍、という制約が微妙。
Growi
クラウド版ではなく、オンプレ版です。
- 社内構築済み
- 別途ポータルサイトとして利用中。
- LDAP連携済み
- 画像生成機能
- drow.io
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PlantUML
- VSCodeのPlantUMLプラグインで画像作成→画像を貼り付けをしなくてよく、直接編集できるのは便利。
- VSCodeにセットアップする場合、Graphviz等も必要なので、その手間を省ける点も便利。
Qiita
- そもそも社内より社外向け
- 限定公開機能で部分的には可能
- 逆に、社外向けに広報したい場合に便利
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個人に帰属する
- Organizationosの機能はあるものの、記事は個人に帰属するため、社内ナレッジとしてどうか?
- ドキュメント共有基盤として利用不可
- Markdown の編集補足はない。
- 自分の使いやすいエディタで記載してから貼り付ける等できるので、重要度は低い。
終わりに
- 今回は既にオンプレ構築済みという点で、Growiの優位性が高いか。
- 機能面でも、PlantUMLがデフォルトで利用できるのでGrowi推し。
- Notepmはコスト面で厳しい印象。
- ユーザー数に比例してどこまでもコストが上がっていくので、途中でユーザー数制限がなくなるGrowi Cloudと比較すると…
- 外部共有機能を使えば、閲覧ユーザーとしてカウントされないとは言え、編集できないのはちょっと…
- 会社でQiitaを利用する場合は、制度・文化の整理が重要か。
参考