はじめに
新卒・未経験で入社し、知識ゼロの状態から「Java SE 17 Programmer I」に合格しました。この記事では、学習期間や方法についてまとめます。
前提
- プログラミング歴:約2週間(入社後の研修で少し学んだ程度)
- 学習経験のある言語:HTML(高校の授業で少し触れた程度)
学習教材
1. オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 17(紫本)
初心者にも分かりやすく、章末問題の解説が丁寧です。
私はほとんどこれのみでテストに挑みました。
2. 徹底攻略Java SE 11 Silver問題集(黒本)
合格体験記を読むと「黒本を何周かするのが定石」とされていました。しかし、私が試験勉強を始めた2024年4月時点ではSE17版が未発売だったため、SE11の黒本を使用しました。
ただし、範囲が若干異なり、試験対策としてはあまり有効ではありませんでした。
(学習にはなりました)
<参考> 徹底攻略Java SE 17 Silver問題集(黒本)
現在はSE17の黒本も発売されています。
ただし、どちらか一冊しか買えない場合は、初心者には紫本をおすすめします。
学習期間とスケジュール
- 学習期間:約2.5か月
- 学習時間:合計約120時間(平日に2~3時間)
- 試験受験回数:2回(ORACLEの再受験キャンペーンを利用)
2025年も再受験キャンペーンが実施されているようなので、受験予定の方は活用すると良いと思います!
学習方法
1周目
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紫本を1章ずつ進める
- 各章を読む
- 章末問題を解く→解答・解説を確認
大まかなコードの書き方の流れを理解することを意識しました。
理解が不十分な箇所があっても、読み進めました。
2周目
- 紫本の章末問題を1問解く→解答・解説を確認
疑問点はChatGPTに「このメソッドはこういう意味?」「この場合もエラーになる?」と細かく質問しました。
疑問を言語化することでより理解が深まった気がします。
3周目
- 紫本の章末問題を解く
- 解答・解説を確認し、理解を補強
3周目には「なるほど」と思えることが増えました。
(しかし、正答率はまだ低めでした)
模擬試験
- 紫本の模擬試験を解く
- 間違えた問題を中心に復習
時間を測って解くことを意識しました。
(最初は大幅に時間をオーバーしました)
これ以降は章末問題を解いたり、模試を解いたり、黒本を解いてみたり…
とにかく問題を解いてコードを読むことに慣れることを意識しました。
また、模試を何回か解いていると、自分の苦手としているところが見えてくるのでそこを中心に勉強しました。
実際に試験を受けてみて
1回目の試験
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時間が足りない!
90分で60問ということは1問1分30秒ほどのペースで解かなければいけません。
私はギリギリで解き終えたため、見直しができなかったです。
2回目の試験
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時間短縮を意識
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基本的なエラー要因は瞬時に判断できるように整理
複雑なコードを素早く読み取ることも重要ですが、短時間で解ける問題を正確に即答することを意識しました。
特に、エラーの発生しやすいポイントを事前に整理し、コンパイルエラーが含まれる選択肢では素早く見極められるようにしました。
また、基本的なエラーでも試験本番では『char型に65535は代入できたっけ?』と迷って時間を取られることがあるため、しっかり復習してから試験に挑みました。結果、1回目よりも落ち着いて試験に臨むことができ、合格に繋がったと感じています。試験終了前に5分ほど見直しの時間を確保できたことも、精神的な余裕になりました。
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見直しの工夫
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「後で見直したい問題」は必ず後で見直すにチェックマークをつける
1回目の試験ではマークせず、「後で解こう~」と適当に埋めた問題が行方不明になりました。
(問題番号をメモしていても、チェックを付けていないとその問題にたどり着くことに時間がかかりました。テストセンターで受験したため、もしかしたら自宅で受ける人はそうでないかもしれません…)
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「後で見直したい問題」は必ず後で見直すにチェックマークをつける
最後に
ギリギリで合格したため偉そうなことは言えませんが、まったく知識のない私でもなんとか合格することができました…
これから受験する方の参考になれば幸いです!