はじめに
ServiceNowの強力なAI機能「Now Assist」を試したい開発者や管理者のための無料でハンズオンラボ(開発環境)を入手する手順です。
この手順で取得するラボインスタンスは、Now Assistの主要機能がプリインストールされており、すぐにAIを活用した開発を体験できます。
Step 1: ServiceNow Universityの日本語化
まず、学習サイトを日本語表示に切り替えます。
- ServiceNow Universityにアクセスします。
- 画面右上の地球儀アイコンをクリックします。
-
Asia, Pacific, and Japan
の中から日本 - 日本語
を選択します。
これでサイトの表示が日本語になります。
Step 2: トレーニングコースの検索と選択
次に、Now Assistのラボインスタンスが含まれる無料のトレーニングコースを探します。
- ServiceNow Universityの検索バーでラボインスタンスを提供していコースを検索します。
検索キーワードのヒント:Now Assist
+Essentials
-
検索結果から、目的に合ったコースを選択します。日本語版がある場合はコース名に
[日本語]
と付いているため、そちらを選ぶと教材も日本語で進められます。 -
以下はラボインスタンスを提供しているコースの例です(2025年7月時点)。
Now Assist for Creator Essentials
Now Assist for IT Service Management (ITSM) Essentials
Now Assist for CMDB Essentials
Now Assist for Virtual Agent Implementation
Step 3: トレーニングコースの登録
受講したいコースを選択したら、登録手続きを行います。
2. ポップアップが表示されたら、利用規約のチェックボックスにチェックを入れ、Enroll
(同意
) ボタンをクリックします。
Step 4: ラボインスタンスの取得と起動
コースに登録すると、「インスタンスヘルプ」画面に進みます。
-
ラボインスタンスを要求
ボタンをクリックします。
- インスタンスが休止状態の場合、以下のメッセージが表示されます。
- 「再起動しています...インスタンスが起動するまでお待ちください。」というメッセージが表示されるので、数分待ちます。
- 起動が完了すると、
[My Instance (自分のインスタンス)]を開く
ボタンがクリックできるようになります。これをクリックしてインスタンスにログインします。
インスタンスの有効期限について
このラボインスタンスには有効期限があります。
Step 5: Now Assist機能(スキル)の有効化
インスタンスにログインしたら、Now Assistの各機能を有効化します。
-
左側のナビゲーションメニューで
Now Assist
と検索し、Now Assist Admin
>Now Assist Features
に移動します。 -
機能の一覧が表示されるので、有効にしたい機能の
Turn on
ボタンをクリックします。
注意: コースの範囲外の機能は有効化できない場合があります。
Step 6: Now Assist パネルの有効化
次に、チャットインターフェースである「Now Assist Panel」を有効にします。
- 左側のナビゲーションメニューで
Now Assist Admin
>Now Assist Experiences
>Now Assist Panel
に移動します。 -
Turn on
ボタンをクリックして有効化します。
Step 7: 有効化の確認
すべての設定が完了したら、正しく有効化されたか確認します。
Step 8: Now Assistを試してみる
実際にNow Assistの機能を試してみましょう。
1. インシデントの要約
まず、インシデントの要約機能を試します。
-
ナビゲーションメニューで
incident
と検索し、All
をクリックしてインシデント一覧を開きます。 -
任意のインシデントレコードを開きます。
-
Now Assistがインシデントの概要、対応履歴、SLA情報などをまとめた要約を自動で生成・表示します。
2. チャットでのデータ可視化
次に、チャットパネルからデータ可視化を試してみましょう。
おわりに
以上で、Now Assistが実際に動作することが確認できました。
あとは、公式ドキュメントや他の記事を参考に、ぜひ色々な機能を試してみてください。
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