#環境
項目 | 内容 |
---|---|
OS | CentOS 7 |
キーボード | US |
インストール時の設定 | GUI付のServer構成でインストールした。また、言語の設定では日本を選択し、その次の画面でのキーボード設定でUSキーボードを選択してインストールをしている。異るプロセスでインストールをしていた場合、以下の記載内容は役に立たないかもしれない。。 |
#動機
##なぜCentOSなのか
大前提としてLinuxで仮想環境を構築したかったから。
あと、普段自宅ではUbuntuを使っていたけど、もし会社で仮想環境構築するならUbuntuよりRedHat系の方がウケがいいんじゃないかというあさましい気持ちと、ならばRedHat系のノウハウも一緒に仕入れた方がよかろ?という気持ち。
##なぜ日本語キーボードでなくUSキーボードなのか
現在の職場で扱うシステムの関係上Windows&USキーボード指定の縛りがあり、それに引きずられてUSキーボードのレイアウトに慣れてしまった。
そのせいで、自宅PC環境の日本語キーボードだとプライベートのコーディングで思うようにブラインドタッチができずストレスが溜まってしまっていたから、いっそ自宅PCも英語キーボードに変えてしまおうと。
##なぜ「Alt+(grave)」なのか 繰り返すが現在の職場はWindows&USキーボードなので「Alt+
(grave)」で日本語切り替えを行うのが暗黙の了解となっており、下手にキーバインドを変更して何か問題が起きても面倒なのでそのままにしている。
やはり当然ながらこのやり方に引きずられて慣れてしまったから。
#問題
結論から言うと、「Alt+`(grave)」では日本語英語切り替えができず、なぜかこのキーバインドがウィンドウの切り替え的な挙動をする。
画面上部のiBusのアイコンをマウスでクリック操作すれば日本語英語入力の切り替えはできるが、そんなんやってたら今以上にストレスが溜ってしまう。
ちなみにこの挙動はUbuntuでも同じで、Ubuntuの場合の解決方法はペリエ@アーカイブ様が詳しい。
特に最後の方の「(2014.01.01追記)」が重要。
その手前までの記述は他のいろいろなサイトでも掲載されているのだが、私の以前のUbuntuではこの追記部分までやらないとダメだった。
ところが、この方法はUnityが入っていないCentOSでは解決策とならず困っていたのだが、こちらのサイト様(英語だけど)で別の方法を見つけた。
もっとも、この記事のトピ主はUbuntu&Unityが絡んでいて私の環境と違うわけだが、Answerの内容が初めて見る内容だったのでものは試しとやってみたところ解決した。
(ひょっとしたらcompiz-settings-managerの中の人がdconf-editorと同じことをしているのかもしれないけど。)
#解決方法
先にやっておくこと(後でもいいかもしれないけど)
ペリエ@アーカイブ様の「(2014.01.01追記)」の手前まで実施すること。
dconf-editorのインストール
GUI付のServer構成でCentOSをインストールすると、そもそもdconf-editorがインストールされていない。
なので、まずはこれをインストールする。
[xxx@yyy]$ yum list dconf-editor
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: centos.mirror.secureax.com
* extras: centos.mirror.secureax.com
* updates: centosc6.centos.org
利用可能なパッケージ
dconf-editor.x86_64 0.16.0-6.el7 base
[xxx@yyy ~]$
利用可能なパッケージが見つかったので、パッケージ名を指定してインストール。
[xxx@yyy ~]$ sudo yum install dconf-editor.x86_64
##dconf-editorでパラメータを変更
インストールが完了したらさっそくdconf-editorを起動してみる。
[xxx@yyy ~]$ dconf-editor
こんな画面が起動する。
左側のツリーから次のエントリを選択する。
org > gnome > desktop > wm > keybindings
右ペインに表示された名前と値の一覧から「switch-group」を見つける。
デフォルト値として、
['<Super>Above_Tab','<Alt>Above_Tab']
となっている。多分このAbove_Tab
ってのがダメなんだろうなと思う。キーボードレイアウト的に、Tab
キーの上が「`(grave)」キーだからな。
これの値を、
['disabled']
に変更する。
dconf-editorは保存ボタンみたいなものがなく、値を変更すると即座に反映されるっぽい。
とりあえず、これでウィンドウの切り替えのような挙動は抑制されるようになる。
##iBusの設定を変更
あとはiBusの設定画面でショートカットのバインディングの変更を行えばいい。
・・・疲れたしiBusの設定は何となくわかると思うから割愛?(聞くな)