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Proxmox Backup Serverでバックアップをしてみる

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こんにちは
株式会社クラスアクト インフラストラクチャ事業部の大塚です。

以前、Proxmox Backup Server(以降PBSと呼称)を構築しました。
今回はこのPBSを実際に使ってみようと思います。具体的にはRBDを使ってデプロイしたVMのバックアップをしてみたいと思います。
以下が関連記事となります。

環境イメージ

今回の環境イメージは以下となります。
CephRBDを使ってデプロイしたMySQLのVMをPBSを使いバックアップしていきます。
proxmox-ページ3.drawio.png

参考サイト

以下が非常に良かったです。
この記事の初投稿が2020年であったため、WebUIに若干の違いはあるものの、ほとんど苦労することはございませんでした。ありがとうございました。

構築

PBS側の設定諸々

まずPBS上にDatastoreを作成していきます。
Datastoreの下にあるAdd Datastoreを選択します。
image (32).png
今回はRBDを使っているVM用のバックアップの想定の為、以下のような名前としました。
Addを押下します。
image (33).png
WebUI上に表示されることが確認できました。
image (34).png
これはCUIでも確認ができます。

root@pbs:~# ls -ltR /backup
/backup:
total 4
drwxr-xr-x 3 backup backup 4096 Sep 30 14:51 RBD

/backup/RBD:
total 0

続いてユーザを作成していきます。
Access Controlを押下し、User Managementをアクティブにします。Addを押下します。
image (35).png
今回はbackup_userとしました。
image (36).png
image (37).png

続いてPermissionを作成します。
PermissionをアクティブにしてAddを押下します。User Permissionを選択します。
image (38).png
参考にしている記事にあわせて設定を入れます。
Pathは/datastore/backup_RBDのように細かく選択出来るっぽいです。
image (39).png
image (40).png

最後にPBSのFingerprintを確認します。
Dashboard上の画面中央上のShow Fingerprintを押下します。
image (41).png
表示された文字列をテキストファイルか何かにコピーしておきましょう。後で使います。
image (42).png

Proxmoxクラスタ側の設定諸々

ProxmoxクラスタにPBSの情報を登録していきます。
DatacenterにあるStorageを選択し、Addを押下。Proxmox Backup Serverを選択します。
image (43).png
今回の設定情報は以下としました。IDとDatastoreはPBSのDatastore作成時の名前に合わせています。
UsernameはPermission作成時に表示されているものを入力すればOKです。ServerはPBSのIPアドレスを記入します。
FingerprintはPBSで確認しテキストファイルか何かにコピーしたものになります。
image (44).png
Storage上、および各ノード上に表示されることがわかりますね。
image (45).png

バックアップしてみる

バックアップを実行してみます。
VMのBackupを選択し、Backup nowを押下します。
image (46).png
StorageがPBSで作成したものであることを確認し、Backupを押下します。
image (47).png
TASK OKと出力されることを確認します。
image (48).png
一覧に表示されます。
image (49).png
PBSのDatastoreにも表示がされています。出来ていそうですね。
image (50).png

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