こんにちは。
株式会社クラスアクト インフラストラクチャ事業部の大塚です。
今回は最近よく業務で使うEXCELの関数をメモっておきたいと思います。
使う度に毎回まいかいググるのが馬鹿らしくなってきたので、自分でまとめておき、今後使うタイミングが出てきたら「これを見ればいいじゃない!」状態にしておきたいと思います。
よく使う関数
使用例1
=IF(ISNUMBER(MATCH(F2, A:A, 0)), "〇", "×")
関数について
IF関数
=IF(論理式, 真の場合の結果, 偽の場合の結果)
- 論理式:評価する条件や論理式を指定します。
- 真の場合の結果:論理式が真の場合に返す値や式を指定します。
- 偽の場合の結果:論理式が偽の場合に返す値や式を指定します。
使用例1の場合
論理式:ISNUMBER(MATCH(F2, A:A, 0))
真の場合の結果:"〇"を返す
偽の場合の結果:"×"を返す
ISNUMBER関数
=ISNUMBER(値)
- 値: 判定したい値を指定します。指定した値が数値の場合TRUEを返す。そうでない場合FALSEに返す。
使用例1の場合
値: MATCH(F2, A:A, 0)
MATCH関数
=MATCH(検索値, 検索範囲, [一致の種類])
- 検索値:検索したい値です。
- 検索範囲:検索を行う範囲です。
- A:Aみたいな書き方をするとその列全部を対象とする意味になる。A2:A11みたいな指定の仕方もOK。
- 一致の種類:検索の際の一致の種類を指定できます。具体的な値は、1, 0, -1などがあります。
- 0:検索範囲内で検索値と完全に一致する最初の値の位置を返します。
- 1:検索範囲内で検索値と一致する最小の値の位置を返します。
- -1:検索範囲内で検索値と一致する最大の値の位置を返します。
使用例2
=IFERROR(VLOOKUP(F2,A2:C11,2,FALSE),"Not Found")
関数について
IFERROR関数
=IFERROR(式, 代替の値または処理)
- 式:エラーの発生を確認したい式や関数を指定します。
- 代替の値または処理:式がエラーを返した場合に表示させたい代替の値や処理を指定します。VLOOKUPでエラーを返してきた(つまり対象が存在しなかった)場合にエラーではなく"Not Found"と出力するようにしてます。
使用例2の場合
式:VLOOKUP(F2,A2:C11,2,FALSE)
代替の値または処理:"Not Found"と出力する
VLOOKUP関数
=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列のインデックス, [範囲の種類])
- 検索値:検索したい値です。
- 検索範囲:検索を行う範囲です。この範囲には検索値が含まれている必要があります。
- 列のインデックス:検索範囲内で関連する値を取得するための列の位置(1から始まる列番号)です。検索値を見つけた場合、検索値の行のどの列の値を取得するか、ということを記載する場所です。
- 範囲の種類 (省略可能):一致する値がない場合の動作を指定します。FALSEを指定すると近似一致を行います。TRUEまたは省略すると完全一致を行います。
使用例2の場合
検索値:F2
検索範囲:A2:C11
列のインデックス:2(ここでいうとB列と同義となる。Aが1,Bが2,Cが3となる)
範囲の種類 (省略可能):FALSE
使用サンプル
紺色の表が検索先。黄土色の表が検索元となります。
対象IDが存在するか、対象IDが存在する場合の役職・年齢を検索先の表から取得しています。
G列に"=IF(ISNUMBER(MATCH(F2, A:A, 0)), "〇", "×")"の関数。
H列に"=IFERROR(VLOOKUP(F2,A2:C11,2,FALSE),"Not Found")"の関数。
I列に"=IFERROR(VLOOKUP(F2,A2:C11,3,FALSE),"Not Found")"の関数がそれぞれ指定されております。