はじめに
Erlangのソースコードを読む時、どのブランチを読めばいいか、どの様に運用されているか、コントリビュートする際にはどこから手をつければいいか。
このあたりが疑問だったので、まとめてみました。
Erlangの開発リポジトリ
Erlangの開発リポジトリはここです。
githubで運用されているので、まずはこれをgit cloneしましょう。
Erlangのブランチ構成と運用
ブランチを見てみると、
- Master
- Maint
- Maint-xxx
という構成になっています。
これらはどう使い分けられているのでしょうか?
ここに運用方法が記載されていました。
Masterブランチは次のメジャーリリース(OTP-XX.0)のリリースに利用されます。このブランチには次のメジャーリリースに含まれる全ての機能が含まれます。新しい機能を追いたい場合はこのブランチをチェックするのがよいでしょう。
Maintブランチは次に来るであろうマイナーリリース(OTP-XX.Y)のリリースに利用されます。このブランチには新機能は含まれず、バグ修正と改善のみです。バグや改善に関する変更を追いたい場合はこのブランチをチェックしましょう。
Maint-◯◯ブランチはパッチリリース(OTP-XX.Y.Z)を追跡するために利用されます。重要な壊れた挙動を修正する事が決定されたパッチがこのブランチに含まれます。重要なパッチについて追いたい場合はこのブランチをチェックしましょう。
まとめ
Erlangのリポジトリのブランチ運用について紹介しました。
Erlangのソースコードを追う際に、何を目的にするかでどのブランチをみるべきかが変わってくるので参考になれば幸いです。