はじめに
本記事ではAmazon ConnectのCustomer Profilesの料金について記載しています。
Customer ProfilesはAmazon Connect(コールセンターサービス)で使用できる顧客情報の集約サービスです。
本記事の注意点
本記事では以下のように使い分けをしています。
- Customer Profiles:サービスの名称
- 顧客情報:Customer Profilesに登録する顧客データ
料金について
公式ドキュメントには以下のようにあります
https://aws.amazon.com/jp/connect/pricing/
サードパーティーのデータを使用するプロファイルとは、SalesforceやZendeskなどからインポートした顧客情報を指します(S3からのインポートも含みます!)。
またアイデンティティレゾリューションは重複する顧客情報が存在した場合に、マージする機能です。
つまり、Amazon ConnectのエージェントWorkspaceで手作業作成やコンタクトフローでの自動作成のみで、マージさせる機能を使わない場合は無料とのこと!
ただし、「100個以上のオブジェクトを保存するプロファイルの追加増分料金」が発生します。
こちらは100個単位で加算されます(AWSから回答あり)。
料金の例
サードパーティからインポートした顧客情報に200個の通話履歴やケースなどが関連付けられている場合
重量対象 | 料金 | 補足 |
---|---|---|
サードパーティからのインポート | 0.0025 | S3からのインポートもサードパーティとみなさます |
100個ごとの通話履歴やケースなど | 0.0025 * 2 | 今回は200個としているので2倍 |
合計 | 0.0075(USD) |
Amazon Connect のデータのみを使用するアイデンティティレゾリューションを伴わないプロファイル
「無料」!! です。
(ただし、100個以上の通話履歴やケースが紐づいていない場合)
【参考ドキュメント】
-
公式ドキュメント
「エージェントの生産性」をクリックし、「Customer Profiles」をクリック -
顧客情報の作成方法は以下の記事を参考にしていただければと思います。
まとめ
Amazon ConnectのCustomer Profilesは、基本的にアイデンティティレゾリューション(重複データのマージ機能)を使用しなければ無料で利用できます。
ただし、保存するオブジェクト数が100を超える場合は追加料金が発生します。
他のCRMと比較しても安価もしくは無料で試すことが可能なので、検討してみてはいかがでしょうか。