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GPSの研究 その14

Last updated at Posted at 2018-06-17

概要
GPSを理解したかった。
RTK-GPS調べてみた。

RTK-GPS

RTK測位は、2台の受信機を使用します(1つは固定基準局、もう一つは移動局)。
受信機から衛星までの距離を搬送波の波数と位相差から求める。
それぞれの受信機において観測される搬送波位相を測定します。
位相は受信機内で搬送波のレプリカを発生させ、比較をすることで知ることができます。
しかし、その間にいくつの波数(整数値バイアス)が存在するのかはわかりません。
次の手順として、この整数値バイアスを決定する必要があります。
この整数値バイアスの決定には『推測 --> 収束』の手順で行われます。
始めの推測値は前項で説明した単独測位の受信機を2台使用したディファレンシャル測位より求められます。
その解から候補範囲を推測し、収束させていきます。
収束解を得るまでに若干の時間が掛かりますが、整数値バイアスが決定すると2cm CEPの位置精度を提供します。
また、整数値バイアスが決定した後は常に位相差を積算してきます。
RTK測位の受信機は、およそ0.75mmの分解能で波長(衛星から受信機までの距離)を測定することができるので、位置精度2cmという高精度な測定を維持しています。
なお、単独測位で使用するL1 C/Aコードによる距離の分解能は、6cmが現在のところ限界となっています。
RTK測位では、整数値バイアスが決まるまでの間に30秒程度の時間がかかります。
整数値バイアスが決まるまでの解をフロート解(推測解)呼び、その精度は20cm CEP RMSです。
そこから収束をしていきFIX解が決まると精度は2cm CEP RMSとなります。

受信機

普及型1周波

u-blox AEK-4T
u-blox EVK-5H
NovAtel SuperStar II
Hemisphere Crescent

測量級2周波
NovAtel OEMV-3

以上。

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