はじめに
9日目は、(株)スマートテック・ベンチャーズの平山(@ohirayama)が担当します。
いろいろかんがえましたが、私ができることは、プロジェクトマネジメントなので、そのことについて書きます。
年々、プロジェクトの数が増え、規模も小さくなって来ているため、プロジェクトマネジメントをする場面がどんどん増えてきているので、そんなときに読んでもらえればと思います。
私はこれまで、BtoB、BtoC、インフラ、アプリ開発、コンサルティング、大中小規模・・・・など、
さまざまなプロジェクトのマネジメントの現場に携わらせていただきました。
その経験の中でプロジェクトマネージャー(PM)が大切にすべき心がけをまとめてみました。
心がけ
PJ内で起きていることはすべて把握する。
これは、以前の上司に言われたことです。
業務に関連するトラブルはもちろんのこと、メンバー間の愛称、人間関係にいたるまですべて把握しとけということでした。
あきらめない。
これは、別の上司に言われたことです。
開発の案件を請け負っていた時、スケジュール的に厳しい状況で、泊りがけで開発を進めていました。
それでも間に合いそうにない。
手戻りが多い。
ゴールが見えなくて、もうどうしようもない状況に陥ったときに
私は、PJルーム内で、
「だめだー」
と言ってしまったことがありました。
それを聞いたメンバーは、どう思ったのか・・・
今思い出すだけでも恥ずかしい気持ちになります。
そのことを、当時の上司が、戒めてくださいました。
PMは絶対弱音を吐くな。
「だめだとかいうな!」
ということです。
なんか当たり前のことのようですが、当時の私に最も足りなかったことを端的に指摘してくれたと思い、
今も大切にしています。
次の工程に持ち越さない。
これも、「あきらめない」を教えてくださった上司の言葉です。
スケジュール的にどうしようもなくて、単体テストのタスクを残して、結合テストに進むべきか相談しました。
そのとき
「今苦しいからといって、次に持ち越したらもっと苦しくなるよ。」
と言われました。
正直、当時はピンと来ていませんでしたが、今なら理解できます。
当時は、単体テストが終わっていない(不良があるかもしれない)状態で、それらをつなぎ合わせたとして、不具合が見つかっても余計複雑な状況になる。
という理解でした。
でももっとシンプルでした。
今できていない事を次に持ち越したところで問題は解決しない。
問題がさらに大きくなる。
ということでした。
ではどうすればいいか?
単純に持ちこさずに、QCDのいずれかを調整して解決するという理解です。
PMは交替しない。
これは私が、PMOとかやっていたときの経験です。
いろいろなPJを見ましたが、炎上もしくは失敗するPJのほとんどでPMが交代していました。
PMが交代すると、PJ内の方針や判断基準に微妙な歪みがおきます。
それだけではなく、「誰のPJなのか?」見たいな精神論の部分で微妙に士気が落ちます。
(合戦で武将が負けた後の部隊のような感じですね。)
なので、はじめてPMをやる人には、何かをすることをアドバイスするよりも、最後までやり遂げることをアドバイスするようにしていました。
簡単なようですが経験上、大切なことだと思うのでそうしています。
そして、途中でリタイヤしたり、心が折れないように、サポートすることを心がけていました。
SE、PGなど、専門職の方には、甘い話に見えるかもしれませんが、意外とそんなことが大事だったりするのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も、10年近く前にPMPを取って、その後、維持しているので知識はあるつもりです。
でも、プロジェクトはヒトが動かしていくということなので大切なのは、運営知識よりも
みんなの気持ちをひとつにしていくということなんだと思います。
それには、PMがPJチームの誰よりもPJを成功したいという気持ちでPJに向き合うということだと思います。
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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