Raspberry Pi 起動用のMicroSDカード作成方法
2018/11/21: 最新版(2018-11-13-raspbian-stretch-lite.img)修正
2018/10/16: (2018-10-09-raspbian-stretch-lite.img)修正
2018/10/01: Raspberry Pi 3 B+ にて動作確認と最新版の修正
準備する機器
- Raspberry Pi本体と電源
- MicroSDカード(速度Class10、容量4GB以上を推奨)
- MicroSDカードの読み書き出来るデバイス(PC内蔵もしくはUSB変換機器など)
- USBキーボード
- HDMI接続モニター
- インターネットへ接続出来るWindowsのパソコン
イメージファイルを公式サイトからダウンロードします。
https://www.raspberrypi.org/downloads/
NOOBS Raspbianが含まれていてオフラインでもインストール出来る。
またネットワークインストールにも対応していて他のOSも選択できる。
NOOBS LITE ネットワークインストールのみ
RASPBIAN STRETCH Debian Stretch ベースのデスクトップ環境が全部入り。
RASPBIAN STRETCH LITE センサーやサーバー用途はライト版で事足ります。
ここでは、作業時間が短いイメージの直接書き込みを選択します。
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
イメージファイルのMicroSDカードへの書き込み
- Win32 Disk Imagerをセットアップします。
- 書き込みできるように、MicroSDカードをパソコンに接続します。
- セットアップしたWin32 Disk Imagerを起動します。
- ソフトの起動前にMicroSDカードを接続した場合、認識出来ない事があります。
- Image fileの欄に解凍したRaspbianのイメージファイル( 2018-11-13-raspbian-stretch-lite.img )を指定します。
- Deviceの欄にMicroSDカードのドライブ番号を指定します。
- Writeボタンを押すとイメージファイルの書き込みが実行されます。
- 処理が完了したら、Win32 Disk ImagerをExitボタンで終了させて、MicroSDカードを安全に取り外します。
初期設定
1.Raspberry Pi にMicroSDカードをセットします。
2.Raspberry Pi にUSBキーボードとHDMIモニターを接続します。
3.Raspberry Pi のLANポートへケーブルをHUBから接続してインターネット接続出来る様にします。
4.パソコンのLANポートへケーブルをHUBから接続してインターネット接続出来る様にします。
5.Raspberry Pi のUSB電源へ接続して起動します。
6.HDMIモニターにログインプロンプトが表示されたら、ユーザー名がpi、パスワードがraspberryでログインします。
7.ログインメッセージに、初期設定のコマンドが表示されていますので実行します。
sudo raspi-config
8.様々な設定が出来ますが、以下の設定を推奨します。
1 Change User Password (パスワード変更)
2 Network options (ネットワーク設定)
N1 Hostname (ホスト名設定)
N2 Wi-Fi (WiFi設定)
JP Japan
4 Localisation Options (地域設定)
I1 Change Locale (文字コード)
[*] ja_JP.UTF-8 UTF-8
I2 Change Timezone (タイムゾーン)
Asia-Tokyo
5 Interfacing Options (各サービスの有効化)
P2 SSH (SSHサービスの有効化)
設定変更を実行すると再起動します。
9.OSを最新版に更新します。
sudo apt-get update (リポジトリの更新)
sudo apt-get upgrade (パッケージの更新)
10.ファームウェアの更新
sudo rpi-update
11.更新を反映するため、再起動します。
sudo reboot
ファームウェア更新前
uname -a
Linux raspberrypi 4.14.79-v7+ #1159 SMP Sun Nov 4 17:50:20 GMT 2018 armv7l GNU/Linux
ファームウェア更新後
uname -a
Linux raspberrypi 4.14.81-v7+ #1163 SMP Thu Nov 15 17:16:30 GMT 2018 armv7l GNU/Linux
12.IPアドレスを固定したい場合
以前は以下のファイルを編集しましたが、
/etc/network/interfaces
Jessieからはdhcpクライアント設定ファイルに設定します。
interface eth0
static ip_address=192.168.0.2/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=8.8.8.8
書式も違うので注意します。