アプリケーション自動テストツールAirtestの始め方備忘録です。
本記事を読んで得られる事
Airtestを使ったことがない人が、環境構築からアプリケーションの簡単なランタイムテストを作れるようになります。
(プログラムはほぼ書きません)
手順
- Airtest IDEのインストール
- Airtest IDEにAndroid実機を接続
- 簡単なテスト処理を書いてみる
- テストを実行
1.Airtest IDeのインストール
Airtest Project
こちらの公式サイトからダウンロードして、インストールしておきます。
2.Airtest IDEにAndroid実機を接続
Airtest IDE起動した直後の状態です。PCにUSBケーブルで実機を接続した状態で Refresh ADB
をクリックします。
するとDevices > Mobile Phone Connection
に実機がリストアップします。
このように接続したAndroid実機の画面が同期されて表示されます。
3.簡単なテスト処理を書いてみる
「指定のボタンが見つかったら、タッチする」というテストを書いてみます。
if(exists(button)):
touch(button)
ソースコード的にはとても簡単ですが、このbutton
をどう定義するかがポイントになります。
画像認識で定義
ソースコードはこのようになりました。4.テストを実行
再生ボタンを押してテストを実行してみます。このように指定のボタンが存在したので、タッチ処理が走って想定通り画面が遷移しました。
最後に
プログラムをほぼほぼ書かずにテストを作ることが出来ました。
僕もこの記事を書きながらインストールからテストを書くところまでを初めてやりましたが、迷うことはありませんでした。
今回は「ボタンを見つけたらタッチする」というとても簡単なケースでしたが、もっと長いストーリーを書いて、チュートリアル突破テストやゲームのメインループの通しテスト、アプリの遷移テストなど色々と応用できます(ググればたくさん出てきます)。
ちなみに今回のテストで使用したアプリはUnity1Weekで作った減色検定というゲームです。
環境
- Pixel3XL Android10
- Airtest IDE v1.2.5