ローカルの既存プロジェクトを、GitHubにアップロードする手順

はじめに

通常、GitHubからプロジェクトをクローンして作業を開始しますが、既存のローカルプロジェクトをGitHubにアップロードすることもあります。

この記事では、ローカルで作成したプロジェクトをGitHubにアップロードする手順を詳しく説明します。

手順

1. Gitリポジトリを初期化する

作成したプロジェクトのディレクトリに移動し、Gitリポジトリとして初期化します：

cd /path/to/your/project
git init

2. GitHubリポジトリを作成する

1. GitHubにログインし、新しいリポジトリを作成します
2. リポジトリ名を入力し、必要に応じて説明を追加します
3. 「Initialize this repository with a README」のチェックを外します
4. 「Add .gitignore」と「Add a license」も選択しません
5. 「Create repository」をクリックします

このとき、README、.gitignore、ライセンスファイルなどは作成しないでください（これらはローカルで作成します）。

リポジトリ作成後、GitHubが提供するリポジトリのURLをコピーします。

3. GitHubに接続する

ターミナルで、プロジェクトディレクトリ内から次のコマンドを使用して、GitHubリポジトリをリモートとして追加します:

git remote add origin <repository-url>

repository-urlには、GitHubからコピーしたURLを貼り付けてください。

4. ファイルを追加してコミットする

必要なファイルを作成します：

echo "# プロジェクト名" > README.md
echo "# ライセンス情報" > LICENSE

.gitignore ファイルを作成し、必要な除外パターンを追加します。

.gitignore

# Environment variables
.env

ファイルをステージングします:

git add .

ファイルをコミットします:

git commit -m "初回コミット"

5.GitHubにプッシュする

ローカルリポジトリをGitHubのリモートリポジトリにプッシュします:

git push -u origin main

Git 2.28.0以降のバージョンでは、デフォルトブランチ名が master から main に変更されています。古いバージョンのGitを使用している場合は、main の代わりに master を使用してください。

まとめ

これらの手順に従うことで、ローカルで作成したプロジェクトをGitHubにアップロードできます。この方法は、プロジェクトの構造を整えてからGitHubで共有したい場合や、既存のローカルプロジェクトをバージョン管理下に置きたい場合に特に有用です。