はじめに
自宅にNASサーバを導入し、そのNASサーバがDocker hubが使えたり色々できそうな雰囲気があったのでPrometheusとgrafanaを導入し自身とPCを監視させてみることにした。
Prometheusとexporterのインストール
下記ページへアクセスし、自身の環境に合わせたファイルをダウンロードおよび解凍する。
Prometheusはexporterへリクエストを送り、exporterは監視対象からデータを収集しPrometheusへ返す。
PULL型のためexpoterは監視対象のサーバへインストールする。（SNMP_exporterを除く）
https://github.com/prometheus/prometheus/releases/
https://github.com/prometheus/node_exporter/releases
https://github.com/prometheus/snmp_exporter/releases
https://github.com/prometheus-community/windows_exporter/releases
node_exporterとsnmp_exporterをNASにインストールし、windows_exporterをPCへインストールする。自分が使用しているNASはLinux(arm系)なので以下を使用。
https://github.com/prometheus/prometheus/releases/download/v2.48.0/prometheus-2.48.0.linux-arm64.tar.gz
https://github.com/prometheus/node_exporter/releases/download/v1.7.0/node_exporter-1.7.0.linux-arm64.tar.gz
https://github.com/prometheus/snmp_exporter/releases/download/v0.24.1/snmp_exporter-0.24.1.freebsd-arm64.tar.gz
起動
インストールした各種exporterを起動する。
例としてnode_exporterは9100番ポートを使用するのでhttp://[IPアドレス]:9100へアクセスし、起動しているか確認する。起動していると以下のようなページが表示される。（表示されない場合はACL等設定がされていないか確認する。）
尚、Metricsを押下するとメトリクスの一覧が表示される。
同様にほかのexporterについても起動しているか確認する。
起動していることが確認出来たらPrometheus.ymlを編集し、監視対象を定義する。
編集したらPrometheusも起動する。
起動後、http://[IPアドレス]:9090からPrometheusへアクセスし、Status→Targetsから監視対象のステータスを確認する。
上記全て確認出来たらPrometheus側の設定は完了。
grafanaダッシュボードの設定
Prometheusのグラフはダサい見づらいのでgrafanaを使用し見やすくかつスタイリッシュなダッシュボードを作成する。自分はDockerイメージを使用したが公式からダウンロードする場合は以下ページから行う。
https://grafana.com/grafana/download
grafanaを起動したらHome→connections→Data Sourceから監視サーバのアドレスを入力。
設定後、ダッシュボードの設定を行う。ダッシュボードはプリセットを使用できるほか、自分で設定もできる。
grafanaの公式ページからダッシュボードプリセットのJSONファイルをダウンロードすることもできる。
https://grafana.com/grafana/dashboards/
ダッシュボードの設定をすることで各パラメータが表示される。かっこいい。テンション上がる。
