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sqlのテーブル結合(left join)時の注意点 ー表で解説ー

Last updated at Posted at 2019-11-18

初心者は間違いやすいかも。まとめてみた。

まずはjoinとleft joinの説明

これからtable1、2を結合していく。共通カラム:Noで結合。

table1

No 名前 年齢
田中 10
木村 56
マイケル 124

table2

No 趣味 性別
(null,つまりデータ無し)
バスケットボール

JOINの結果

No 名前 年齢 趣味 性別
木村 56 (null,つまりデータ無し)
マイケル 124 バスケットボール

joinは結合条件が一致しないレコードは表示されない。

left joinの結果

No 名前 年齢 趣味 性別
田中 10 (null) (null)
木村 56 (null)
マイケル 124 バスケットボール

No1に関して、joinでは丸ごと消えるが、left joinではnullとして結合される。

結合条件が一致してなくても全レコード表示させたいときにleft joinを使うとnullで結合される。

left join 内にwhere(抽出条件)を書くことで該当するものだけを表示し、該当外をnullにできる。
以下だと、性別=男だけを表示するので、バスケットボールと女の部分がnullとなる。

left join(select * from table2 where 性別 = '男') on table2.No = table1.No

絞るほどnullが増えていく。

left jon時の注意点。共通カラムが重複レコード存在するパターン

left join 内にwhere(抽出条件)を書くのは危険な場合がある。
例えば、上のテーブルで 性別=男 と絞り、抽出したが
No=3 にもう一人いて、その人が男である場合も含まれない。

where 性別 = '男' 、はNo3女とNo3男があるときNo3男側は表示されると思うが、
1つのNoに男女両方いるレコードは含まれない。
結合条件がon table2.No = table1.No  つまり No3に男以外がいるじゃん!となってNo3全てnullとなってしまう。
(結合条件が主キーとか重複しない一意な項目なら問題ない)

例:1つのNoに男女ともいるtable2

No 住人 趣味 性別
サバゲー
(null,つまりデータ無し)
バスケットボール
ソフトボール

対応

left join内のwhereで指定せず、両テーブルの全てのレコードを結合してから最後にwhereで絞る!
パターンを使い分けよう。

おまけ 内部結合と外部結合

今回説明したjoinのように結合条件が一致しないレコードは表示されないのが内部結合
left joinのように結合条件が一致してなくても全レコード表示されるのが外部結合

joinは正しくはinner joinと呼ばれる。
left joinはは正しくはleft outer joinと呼ばれる。

外部結合にはもう1種類あってright join(正しくはright outer join)がある。

left joinとright joinの違い

select * from table1 〇〇join table2
とあるとき。左がtable1で、右はtable2のように見える。

left joinだとtable1が優先表示される。
[left joinの結果](#left join)の結果を見ると、table1は全て表示されtable2にないレコードはnullで結合される。

right joinだとtable2が優先表示される。
[left joinの結果](#left join)の結果を見ると、table1は全て表示されtable2にないレコードはnullで結合される。
これが逆になり、table2は全て表示されtable1にないレコードはnullで結合される。

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