はじめに
Git Hooksのpre-commitの設定時、うまく動かなかった時の対処方法をまとめました。
pre-commitとは
「pre-commit」はGit Hooksの一種で、コミットが実際に行われる前に自動的に実行されるスクリプトです。
このhookを使用すれば、コミット時に、コードのチェックを行ったり、特定のファイルをコミット対象から外したりなど、自動で検証を行うことができます。
pre-commitが動かない時の確認事項
pre-commitファイルの実行権限
pre-commitに実行権限が付与されていないと動かないので、以下のコマンドで実行権限を付与します
chmod +x pre-commit
configファイルの確認
.git/config の中身を確認して、hooksPathで設定しているパスにpre-commitがあるか確認
[core]
hooksPath = .git/hooks/
コミットプロセスの確認
--no-verify オプションを使用すると、設定しているhookをスキップしてコミットを行います。
このオプションが設定されていないか確認してください。
git commit -m "message" --no-verify
最後に
以上の確認を行って、正しくpre-commitが起動したら幸いです。