0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Lens in Maps

Last updated at Posted at 2024-01-27

はじめに

 東京都交通局から、都営地下鉄でGoogle マップの「インドア ライブビュー」の導入が発表されました。

私も実際に、大江戸線新宿から都庁に向けてナビゲーションを使って歩いてみました

実際に歩いてみた感想としては、東京都の地下は、工事中の看板などで道が寸断されている場所も多く途中でナビゲーションが止まってしまうケースが多かったり、ナビゲーションの基点となる風景が、壁に貼られた広告などで埋め尽くされている場所も多く、おそらく撮影時の状況と重ね合わせる風景が大きく変わってしまっているのか、認識しないこともあったり、まだまだ不便な部分は多いものの、もっと技術が進むことで、もっと便利になるんだろうなという期待もあります。特に、GPS等の電波が届きにくい地下鉄駅構内でも、スマートフォンをかざすことで、目的地までのナビゲーションができるという点はとても大きなメリットを感じました。

この中で使われているのは、グローバルローカライゼーションという技術で下記のブログによると、VPS、ストリート ビュー、機械学習を組み合わせた手法とのこと。

このブログによると、VPSなどでは、膨大な画像を収集する手法と、収集されたときの光景と異なる
場合に、どのように精度を上げるかなどの課題について、下記のように記載されています。

「 That's why a core ingredient in this new approach is applying machine learning to automatically decide which features to pay attention to, prioritizing features that are likely to be permanent parts of the scene and ignoring things like trees, dynamic light movement, and construction that are likely transient.
(中核となる要素は、機械学習を適用して、どの特徴に注意を払うべきかを自動的に決定し、シーンの永続的な部分である可能性が高い特徴を優先し、樹木、動的な光の動き、建設などの可能性が高いものを無視すること)」

Google マップのライブビューを使用する
https://support.google.com/maps/answer/9332056?hl=ja

Google マップ で東京駅や渋谷駅などJR東日本の主要駅や商業施設での屋内ナビゲーションがより便利に
https://japan.googleblog.com/2021/07/google-jr.html

Lens in Maps

このようにスマホを、風景に重ね合わせることでさまざまな情報を見る仕組みは
Lens in Maps (以前は Search with Live View)と呼ばれています。

(新しいマップの更新: マップ内のレンズとその他の AI 機能)
https://blog.google/intl/en-ca/products/explore-get-answers/new-maps-updates-lens-in-maps-and-other-ai-features/

Immersive View

Lens in Mapsの中の一つで、3D都市によって、あらゆる情報を提供する仕組みが、 Immersive Viewと呼ばれるもので、2023年のGoogleIOで、情報が公開されました。

Immersive Viewは、ユーザーが旅行を開始する前にルートを3Dで確認できることを目指して作られているサービスで、それに付随して、時間などによって変化するモデルや、天気などがAIによって鮮明な3Dによって描かれています。この機能は AI を使用して数十億のストリートビューと航空写真を融合し、世界の豊かな「没入型ビュー」を作成します。高度な AI 技術である Neural Radiance Field (NeRF) を使用して、通常の写真から 3D 画像を作成しているそうです。
これらは、Aerial View APIというAPIを経由することでサードパーティ製のアプリケーションにも組み込むことが可能となっています。

そのほか

写真優先表示 「アニマルラテアート」などの特定の検索に対し、写真優先の表示が利用できるようになった。Googleマップのコミュニティによって共有された数十億枚の写真に基づき、AIや画像認識モデルを活用することで実現した機能。 

(参考)

フォトリアリスティックな 3D、2D、ストリート ビュー タイルを使用して大規模な没入型マップを構築、現在一般提供中
2023年10月27日

Aerial View API が一般公開されました

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?