はじめに
Scaniverseなどのアプリで、NoLiDAR?NoProblemというように、LiDARのない機種でも
3Dスキャンが行えるようになっていますが、Photogrammetryという写真から3Dを起こすための
仕組みが続々と掲載されている状況にあります。
元々、このような複数枚の画像から、カメラの相対姿勢によって、3次元構造を測定する手法は、
Visual SLAM(SfM)として研究されていて、1980年代初頭にNASAの惑星探査ローバーなどに使われたことが最初だとか。
論文などを読んでいると、改めて、測定をやり直さなくても、既存の写真や動画などのデータから
3次元を起こせるということの利点などが書かれています。
iPhoneの掲載されたLiDARのおかげで、
手軽にオブジェクトを3Dに変換することができるようになりましたが、iPhoneだとレーザーの飛距離が5m程度であることなどから、広範囲の測定が難しいことなどの欠点を補うために、Photogrammetryは有効です。
対応ソフト
名前 | win/mac | 有料/無料 | URL |
---|---|---|---|
photocatch | ios,mac | 無料 | https://www.photocatch.app/ |
metashepe(旧photoscan) | windows | https://kuu-satsu.com/software/photoscan/ | |
reality capture | windows | https://kuu-satsu.com/software/reality-capture/ | |
3DF Zephyr | windows | https://www.3dflow.net/3df-zephyr-free/ | |
Meshroom | windows | https://alicevision.org/#meshroom | |
Apple Object Capture | windows | https://alicevision.org/#meshroom |
有名なのは、2020年7月に設立された非営利団体ALICEVISION協会が開発したMeshroomというソフト。
ドローンで撮影した空撮ビデオなどの写真から3D土地モデルが描かれている映像などが公開されている。
AWS IoT TwinMakerの中でも利用されている
macでphotocatchを試してみる
(参考)
無料で写真から3Dプリント出力可能なモデルを生成できるオープンソースの3D再構築ソフト「Meshroom」
https://gigazine.net/news/20220503-alicevision-meshroom/
ObjectCaptureの使い方
https://lilea.net/lab/how-to-use-object-capture/