はじめに
前回、格安3Dプリンターを自宅に導入したことを記事にしました。
3dslashのブロックを使ってマイクラっぽい建物をちまちまと作っていたのですが、であれば、普段遊んでいるマイクラの世界をそのままExportして印刷したほうが面白いかもしれないと思って調べてみると、既にマイクラのワールドデータを.objファイルで書き出す仕組みがあることがわかりました。ということで、今回はマイクラで遊んでいる世界をそのままリアルワールドにもってくる(3d印刷する)方法をメモとして残しておきます。
用意するもの
(ハードウェア)
- PC(macでもwinでもok)
- 3Dプリンター
(インストールが必要なもの)
- マインクラフトJavaバージョン
- マイクラのワールドをexportするソフト(jmc2objまたはMineways)
https://www.jmc2obj.net/
http://www.realtimerendering.com/erich/minecraft/public/mineways/
スライサーツール(3Dプリンターへ書き出すためのツール。3Dプリンターに付属している場合が多い)
(Webツール)
- 3DモデリングWebツール
https://www.3dslash.net/ - obj->stlのコンバーターWebツール
https://anyconv.com/ja/obj-to-stl-konbata/ - chromeのobjビューアー(なくてもよいがあったら便利)
https://chrome.google.com/webstore/detail/obj-viewer/niolinkgjinohfdlpnnabmbjnlnlmmgi?hl=ja
手順
###1.マイクラの中で、ロケハンしてsaveする
マイクラのセーブデータをもとに3Dデータを作っておきます。
普通にゲームをして、保存すればok。
###2.マイクラのワールドデータが保管されている場所を開いてデータがあることを確認する
/Users/ユーザー名/Library/Application Support/minecraft/saves/
###3.jmc2objからマイクラのワールドデータを読み込む + 書き出し範囲を選択する
(赤の十字時点が自分のキャラが立っている地点になります。チャンクサイズ(描画範囲)はあまりおおきくなると印刷した時のブロックが潰れてしまうので、1~2くらいがおすすめです)
4.exportする
4.5 objビューアーで書き出した部分をみる
(ここはやらなくても良いが、stlに変換した後で、思ったような場所ではなかった場合にやりなおすのが面倒なので、ここでどのようなデータがexportされたか確認しておくほうが良い)
5.obj->stlへ変換する
6.3dslashでstlを読み込む + 不要なところを削る + stlで保存する
7.3D印刷用のソフトにstlを読み込みして印刷を行う
8.完成
Conclusion
格安3Dプリンターでは、3.5cm x 3.5cm x 2.0cmでだいたい4時間ほど。
export時にチャンクサイズが選べるのですが、あまりにも細かいものは、つぶれてしまうので、
チャンクサイズが1~2あたりが一番きれいにできるのではないかなと思いますが、この辺りは色々試行錯誤してみたいところ。
もう少し性能の良いプリンターを買いたくなるところですが、誰かに見せるための作品というわけでもなく、ただ普段のゲームの楽しみ方の一つなので、限られた資源(お金)での限界をみつけるくらいでちょうど良いのではないかなと思います。