Proxy環境下でWSL2を使うためのcltlm(ReverseProxy)

状況

• 会社でWSL2を使用したいけど、Proxyに阻まれてDockerやnpm等をインストールできない
• NTLM認証のProxyを使用している(※最重要)
  • 下記のコマンドで、認証方法を指定すると通信できる

curl -U username:password --proxy-ntlm -x proxy.xxxx:8888 -L https://qiita.com

結論

• ntlm認証に対応していないため、Wsl2から実行したapt-getコマンドなどが使用できなかった
• そのため、Cntlm(ReverseProxy)をインストールし、そこを経由する
  

設定方法

• 1.Web上から、インストールファイルを取得
  • 同ページ上から遷移できるhttps://sourceforge.net/projects/cntlm/files/cntlm/cntlm%200.92.3/から、exeをDL
  • Verは一番新しい（といってもUpされたのは8年前だが）ファイルを取得した
• 2.取得したファイルを実行し、インストール
  • 管理者権限が必要
• 3.接続先のProxyを指定
  • デフォルトだと、C:\Program Files (x86)\Cntlmにインストールされた
  • cntlm.iniを以下のように修正
    • Username … Proxy認証する際に使用するユーザ
    • Domain … Proxyサーバのドメイン
    • Password … Proxy認証する際に使用するパスワード
    • Proxy … 1つ目は、Https通信用のポートを設定
    • Proxy … 2つ目は、Https通信用のポートを設定
• 1. 動確(Cntlmが立ち上がっているか)
  • 以下のようにコマンドを実行し、HTTP Codeを確認

C:\Program Files (x86)\Cntlm>cntlm.exe -I -M https://qiita.com
Password:
Config profile  1/4... Auth not required (HTTP code: 400)
Config profile  2/4... Auth not required (HTTP code: 400)
Config profile  3/4... Auth not required (HTTP code: 400)
Config profile  4/4... Auth not required (HTTP code: 400)

Your proxy is open, you don't need another proxy.

• 1. WSL2側のProxy設定
  • ~/.bashrcに、以下を追記
    • Ip指定でも構わない
    • WindowsとWSL2のIPが同じだった

HTTPS_PROXY=http://localhost:3128
HTTP_PROXY=http://localhost:3128

• 1. 動確(WSL2)
  • Curlにオプションを指定せず、該当の処理が完了すれば設定完了

curl https://qiita.com