こんにちは!
1年目の小川です!
今回は、私と深く関わりがあるアクセシビリティについて書いていこうと思います。
私自身、複数の障害があることで、スマートフォンやパソコンを使用する際に多くのアクセシビリティ機能を活用しています。
そこで、今回は、アクセシビリティについての説明や普段使っている機能について、アクセシビリティがないと何に困るのかを中心に以下で紹介していきます。
比較的長文になりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
アクセシビリティについて
アクセシビリティとは?
アクセシビリティとは、「(もの)の利用しやすさ」、「(場所・人)への近づきやすさ」という意味があります。
ウェブアクセシビリティとは?
インターネットなどのウェブサービスにおいては、情報への「近づきやすさ」、「使いやすさ」、「利用のしやすさ」という意味で使われます。
アクセシビリティの対象者は?
アクセシビリティと聞くと、障害者や高齢者の方を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
確かにその通りではあるのですが、アクセシビリティはもっと多くの人を対象にしています。
例えば、メガネやコンタクトをしている人がいたとします。
その人がメガネもしくはコンタクトを忘れた又は壊れて使えなくなってしまったとしましょう。
その人は見えにくい状態で過ごさなければいけないことになります。
他にも、怪我をして指を自由に動かせなくなった、イヤホンを忘れて、音楽が聞けないなど、一時的に不便な状態になることは誰しも起こりうることだと思います。
上記で挙げたような状態になっても利用できるようにするのがアクセシビリティであり、全ての人がアクセシビリティの対象になっています。
ユーザビリティとの違い
アクセシビリティと似た概念に「ユーザビリティ」があります。
ユーザビリティとは、特定のユーザーが特定の状況において、「どれぐらい使えるか」といった限定された範囲で使われる概念です。
私にとってのアクセシビリティ
以下では、実際に使っているアクセシビリティの機能やアクセシビリティがないとどのようなことに困るのかを実体験を踏まえて紹介していきます。
普段使っているアクセシビリティ機能
冒頭でも書いた通り、私自身は複数の障害があることから、多くのアクセシビリティ機能を利用しています。
例えば以下のようなものがあります。
- 音声読み上げ機能
- ズーム機能
- コントラスト比の調整
- 文字サイズの拡大
- テキスト化
- マウスポインターの拡大
など。
上記で挙げていないものでも細かい設定をして、アクセシビリティ機能をうまく活用しながら、自分が使いやすいようにカスタマイズしています。
アクセシビリティがないと困ること
上記で挙げた実際に使っている機能がない場合、もちろん困りますが、機能以外にもないとそもそも情報が得られない、使えないような困ることは多くあります。
例えば以下のようなものです。
- 画像の代替テキスト
- PDF資料のテキスト化
- 色の配色により文字が認識できない
- ボタンだということはわかってもどの操作に続くボタンかわからない
- キーボードのみでの操作ができない
- フォントサイズや拡大率の選択肢が限られている
などです。
上記のようなものがなかった場合、「ほとんどのサービスが使えず、満足に情報を得ることができない」と思います。
得たい情報がそこにあるのに、それを取得するのが難しい場合、選択肢として、その情報の取得を諦めるか、時間がかかっても情報を得ようと試行錯誤するか、他の情報がないか探すかといった行動に移ります。
しかし、諦めるという選択肢を取らなければ、情報を得るのにさらに時間と労力を費やすことになります。
この場合、その後のタスクにも大きく影響することになります。
そのため、私にとってアクセシビリティが確保されていることは。得たい情報を取得し、ウェブサービスを使用するために必要不可欠なものになります。
最後に
今回は私自身の実体験も踏まえた「アクセシビリティ」との関わりについて書いてきました。
現時点において、デジタル庁が出している導入ガイドブックやWCAGという基準がありますが、アクセシビリティが確保されたサイトやアプリケーションもあれば、まだまだ使いにくいもしくは使えないサービスがあるのも事実です。
私自身がアクセシビリティの機能にとてもお世話になっているので、少しずつでも勉強して、障害の有無や年齢などに関わらず、誰もが使いやすい、使えるウェブサービスを増やしていきたいと思っています。
そして、私自身もそのウェブサービスを作る一員として貢献できるように少しずつでも勉強していきたいと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。