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【アクセシビリティ】 Googleスライドをスクリーンリーダーユーザーでも確認できるようにする方法

Last updated at Posted at 2024-08-07

こんにちは!
1年目の小川です。

今回は、Googleスライドをスクリーンリーダーを使っている人でも資料の中身が読めるようにするための方法についてまとめていきたいと思います。

こんな人に読んでほしい!

  • Googleスライドを使って資料を作成している方

スクリーンリーダーとは?

スクリーンリーダーとは、音声読み上げソフトのことで、画面の情報が見えにくい方や見えない人が音声を頼りに操作する際に使うソフトや機能のことです。

Googleスライドをスクリーンリーダーユーザーでも中身が読めるようにする方法

それでは早速、どのようにしたら良いのかを以下でまとめていきたいと思います。
以下のことを行うことによって、スクリーンリーダーユーザーを含むすべてのユーザーにとって読みやすい資料を作成することができます。

代替テキストを含める

画像や図形描画などに代替テキストを設定すると、スクリーン リーダーを使用するユーザーは画面上にあるものを音声説明で理解することができます。
代替テキストを設定しない場合、「画像」という言葉しか聞こえないため、どのような画像なのかが分かりません。

代替テキストを追加、編集する

  • 画像、図形描画、グラフィックを選択
  • [書式オプション]を選択
  • [*代替テキスト] を選択
    • Mac の場合: + option + y
    • その他のプラットフォームの場合: Ctrl + Alt + y
  • 画像を挿入したら、右上のその他アイコン その他 次の操作 [代替テキスト] を選択
  • 指定内容を入力
  • タイトルを追加するには、[詳細オプション] を選択

コメントと提案を使用する

スライドのテキスト内にメモを記入する代わりに、コメント機能や提案機能を使用します。
スクリーンリーダーのユーザーにとっては、入力してある文章に付け加えて色を変えたりしたメモや修正点を追加しても、気づかないことや訂正箇所だと分からないことがあります。
書いてあるものの中からメモを探すより、キーボード ショートカットを使用してコメントに移動する方が簡単で認識違いをなくして修正箇所やメモを明確に理解することができます。

色のコントラストを確認する

色のコントラストが十分にあれば、テキストや画像は読みやすく、わかりやすくなります。
ウェブコンテンツのアクセシビリティガイドライン(WCAG 2.0)では、サイズの大きな文字には 4.5:1 以上、その他の文字と画像には 7:1 以上のコントラスト比を推奨と記載があります。
たとえば、白い背景に明るい灰色の文字は避けた方が良いです。

コントラストを確認する方法

  • WebAIM Contrast Checker
    Pantoneやフォントデータを入力すると、WCAG 2.1 準拠状況に基づいて合否を判定してもらえるウェブサイトです。
  • Accessible Web Color Contrast Checker
    色の値を入力してコントラストをチェックできるウェブサイトです。

リンクの説明文を使用する

スクリーン リーダーでは、リンクもスキャンされるため、リンクの説明文を使用するとどんなリンクに飛ぶのかが分かりやすくなります。
リンクの説明文にはページのタイトルを使用することをおすすめします。たとえば、プロフィール ページにリンクする場合は、リンクの説明文に「ここをクリック」ではなく「プロフィール」と指定します。

最後に

今回は、Googleスライドをスクリーンリーダーユーザーでも読めるようにする工夫について一部ですが紹介してきました。
全ての人が読みやすい資料になるように、ぜひ一つずつ実践してみてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

参考サイト

  • Web Content Accessibility Guidelines(WCAG 2.0)

  • WebAIM Contrast Checker

  • Accessible Web Color Contrast Checker

  • ドキュメント、プレゼンテーション、スプレッドシート、動画を閲覧しやすくする

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