はじめに
Tera Termを初めて触る方向けに、おすすめの設定をメモとして残そうかと思いました。
新卒でTeraTermを初めて触る方も増えてくるかと思うので参考にしてみてください。
おすすめ設定一覧
下記の設定を変更することで作業の効率化を図りたいと思います。
・自動ログ取得
・フォントサイズ変更
・シリアルポートの送信速度
自動ログ取得
ログ取得は上部タブのファイルからログを選択することで可能ですが、
TeraTermを起動させる度に毎回ログを取得するのを選ぶのは効率的に悪いです。
また、複数起動すると余計に時間がかかってしまいます。
そのため、TeraTermを起動する時に自動でログを取得するように設定します。
これにより、作業の効率化とログ取得を忘れるリスクを回避できます。
自動ログ取得のやり方は以下のとおりです。
③「標準ログファイル名」を【%Y%m%d_%H%M%S_&h.log】に変更します。
【%Y%m%d_%H%M%S_&h】にすることでファイル名を【日付_時間_接続先アドレス】にすることができます。
※自動ログだけでなく、手動でログを取得する際もこのファイル名が標準になります。
④「自動的にログ採取を開始する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
また、好みに合わせて、「標準のログ保存先フォルダ」も選択できます。
⑤最後に設定を保存します。
※これを忘れると自動ログ取得が出来ませんので注意してください。
以上で、自動ログ取得の手順は完了です。
フォントサイズ
TeraTermに表示される情報量には限りがあり、確認するのにスクロールを多用したりします。
少しでもそれを減らすためにフォントサイズを変更したいと思います。
②「サイズ」で好みの大きさを選択します。
なるべく小さいサイズを選択することで、画面内に表示される情報量が増えます。
そのため、自身が読める最小サイズにすることをお勧めします。
③最後に自動ログ取得時と同様に設定を保存してください。
※これを忘れると次回TeraTerm起動時に変更されたフォントサイズが反映されません。
以上で、フォントサイズの変更手順は完了です。
シリアルポートの送信速度
シリアルコンソールでコンフィグファイルの流し込みをした際にデフォルト設定だと文字ずれなどが起きたりします。
送信遅延設定を変更することで文字ずれなどを起きにくくしたいと思います。
②「送信遅延」にて【5ミリ秒/字】と【1ミリ秒/行】に変更します。
※上記設定でも文字ずれなどが発生する場合は、より長めの遅延にすることで解決する場合があります。
③最後に自動ログ取得時と同様に設定を保存してください。
※これを忘れると次回TeraTerm起動時に変更されたシリアルポートの設定が反映されません。
以上で、シリアルポートの送信速度の変更手順は完了です。
参考サイト
http://www.j-oosk.com/teraterm/logging/114/
自動ログ取得の設定の参考にしました。
https://syszo.com/items/CMVdadjqUI
シリアルポートの送信速度設定の参考にしました。
最後に
これからTeraTermに触れるという方の参考になれば幸いです。