はじめに
統計検定2級に合格しましたので、体験記+チートシートの共有です。
チートシート
チートシート作りました。印刷するなりして使ってください。
(こだわりポイントとしては、区間推定や検定は文字式だけだと抽象的で分かりづらいと考え、各手法で2つほど事例を載せています。)
受けようと思った背景
現在の仕事でデータを使うことがあり、業務に生きるのではないと思い受験を決意。
勉強方法
勉強は2か月くらいかけました。(仕事が忙しくなったりして勉強をサボっていた時期を除く。。。)
以下3フェーズからなります。
PHASE1. まずは統計の"勘所"を掴む(3週間くらい)
PHASE2. 何が試験で問われるかを把握し、必要な知識+解法をインプットする(1か月くらい)
PHASE3. 本番演習をする (1日)
PHASE1. まずは統計の"勘所"を掴む(3週間くらい)
結局これが一番大事なのかなと思います。
何冊か読みましたが、おすすめの本を以下で紹介します。
(上から順に読むことをおすすめします)
①:完全独習 統計学入門(小島 寛之、ダイヤモンド社)
最初に一歩に最適。細かい手法は省略されている(が、統計検定2級の要所は抑えている)ので混乱しないですし心も折れない。まさに"勘所"を掴むことができる。最高。
https://amzn.asia/d/hRi44o7
②:基礎から学ぶ統計学(中原 治、羊土社)
二歩目に最適。細かい手法について例や大量の図表を交えて丁寧に説明されている。ある程度統計が分かっている人は1冊目は不要でこの本からでも大丈夫かも。最高。
https://amzn.asia/d/ehKmkIT
③:統計検定を理解せずに使っている人のために(池田 郁男、J-STAGE)
これは読まなくても良いかも。かなり実務に近い粒度でまとめてくれていて、統計に対する解像度が上がる。最高。
Ⅰ~Ⅲがある。
Ⅰ:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/57/8/57_570808/_article/-char/ja
Ⅱ:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/57/9/57_570906/_article/-char/ja
Ⅲ:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/57/10/57_571007/_article/-char/ja
PHASE2. 何が試験で問われるかを把握し、必要な知識+解法をインプットする(1か月くらい)
メインの箇所。"勘所"を掴んだところで、実際の細かい解法を理解し、問題を解けるようにします。
以下の3stepを永遠にやっていました。
①公式問題集を1問ずつ解く
↓
②分からない箇所は前述の本を見てみる+ググる
↓
③チートシートにまとめる
①:公式問題集を解く
公式問題集というか、過去問です。
公式問題集は5回分の試験がセットになっているが、1回分は本番演習用に取っておきました。なので、4回分の試験をこのフェーズでは解いたことになります。
1問解いて分からない箇所にぶち当たったら、次のステップ(②分からない箇所は前述の本を見てみる+ググる)に進みます。
https://amzn.asia/d/3HnBRmP
※今はCBT対応版があるみたいですね。
それもでいいかもです。
https://amzn.asia/d/fLVRbu4
②分からない箇所は前述の本を見てみる or ググる
解けなかった問題、分からない箇所が出てきたら、前述の本なりGoogleで調べます。
なんやかんやで「統計WEB ~統計学の時間~」にたどり着きがち。
かなり統計検定2級に寄った内容で、しかも例題があって定着しやすいです。
③チートシートにまとめる
この作業が個人的には定着という意味ですごくよかったです。
丁寧にまとめると頭に残りますし、何よりまとめるには一定の理解が必要なので「分かった気になって終わらない」のがよかったです。
※作成したチートシートは本ページの最初にあります。
PHASE3. 本番演習をする (1日)
前PHASEで取っておいた本番演習用の1回分を解きました。
(本番で時間配分ミスって時間がなかったので、ここで時間配分の練習もした方が良いと思います。)
受験時の感想
- 時間がなかった。
→時間配分の練習をするべし。 - CBT方式で受験したが、公式問題集の過去問と大きく形式は変わっていない印象。
→過去問を信じるべし。 - 電卓で戸惑った箇所もあった。
→電卓の練習もするべし。
最後に
頑張りましょう~~~。