【今ここ何番地?】
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上記サイトでは、法務省地図と地理院タイルを重ねて表示できるようになっていますが、法務省地図の公共座標(緯度経度に変換できるもの)のポリゴン数は1億を越えます。
フォルダ形式のpbfも試しましたが、個人レベルでは作成・サーバーUP・管理も大変です。
そんななか、amxプロジェクトで【PMTiles】・【FlatGeobuf】というものがあることを知りました。
どちらも、HTTP範囲リクエストでサーバーから必要なデータを取ってくることができ、特別なサーバーを実装せずに運用することが可能で、1フィアル管理ができることから、「クラウド最適化のデータ」なのかと思っております。
特徴及び私の感想を言いますと、以下の通りになります。
<PMTiles:約20G>
・日本全国の公共座標ポリゴン(1億オーバー)を取り扱い可能
・タイルデータなので、表示が早い。動きが軽い。
・画面表示範囲の設定は不要
・画像タイルも作成可能
・データに劣化あり(間引き等含む)
・ズームレベルごとにGeoJSONから作成しなければならない。
※私はズームレベル12のみ、14~16、18のみの「3段ズーム方式」を採用しております。
<FlatGeobuf:約65G>
・日本全国の公共座標ポリゴン(1億オーバー)を取り扱い可能
・データ作成が高速(GeoJSON→FlatGeobuf)
・GeoJSONをまとめたものなので、表示が遅い。
・画面表示設定を誤ると広範囲のデータをダウンロードし始めるので、画面表示範囲の設定が重要
・データ劣化なし(正確です)
というところで、お互いに良いところがありますが、どちらもパーフェクトではないというのが2023年8月の状況かと思います。
驚いたのは、法務省地図の生データは「地図XML」で「平面直角座標のXY座標」なのですが、FlatGeobuf(緯度・経度)に変換したものから、画面表示範囲をダウンロードする機能で「平面直角座標系」に戻した場合の変換誤差が0mmだったこと。
※Proj4を使用
そんな感じで、PMTiles・FlatGeobufの両方を触りましたが、2つのファイルの良いとこ取りで並列で運用していこうかと思っています。
PMTiles:表示用(ベクトル・ラスタ)
FlatGeobuf:ダウンロード用(ベクトル)
上記特性の良いとこどりのデータフォーマットがこれから出てくるかもしれませんね。
楽しみにしております。
また、MapLibre GL JSもかなり使えるWebGISかと思っておりますので、これからが楽しみです!!
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