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タスク機能を使って休みの申請をするロボットつくってみた

Last updated at Posted at 2019-12-04

概要

UiPathに新たに増えたタスク機能とOrchestratorのアプリを使って、遊んでみました。
GitHubにファイルをあげました

タスク機能(Human In The Loop)って?

簡単に言うと、ロボットの処理に人による確認、承認のステップを組み込む機能です。
UiPathのシナリオ内でフォームを作成し、作成したフォームをOrchestratorへ「タスク」としてぶん投げます。
ユーザーはそのタスクを確認し、承認したり場合によっては内容の修正をしたり拒否することで、ロボットの動作に介入できるそう。
参考(公式サイト):UiPath Apps
image.png

どんなことに使えるのか

デモや概要を見る限り、こんな処理に使うといいのかな~と思いました

  • 承認権限が必要な処理
    →ロボットに承認処理をさせると、予期せぬ動作をしたときの責任の所在が曖昧になるため
  • 精度が100%ではない処理
    →OCRの読み取りなど、たまに誤字の可能性がある処理は最終的に人間の目によるチェックが必要になるのかなぁと

とある日のこと…

朝起きたらなんだかお腹が痛かったごじゃむーさん。
仕事をお休みできないか、上司にネゴることにしました。

スマホからOrchestratorを開き、ジョブの画面からロボットを実行します。
引数に「自分の名前」「休む理由」を記載し、実行します。
image.png

すると、上司のスマホにこんな通知が…通知をタップしてみると、ごじゃむーさんの実行したタスクの割り当て通知が来たようです。
image.png

image.png

「まぁ、お腹が痛いのなら仕方ないか…」そう思った優しい上司は「許可」ボタンを押してタスクを完了しました。
image.png

すると、ごじゃむーさんのグループメンバー宛に一通のメールが!
どうやらごじゃむーがお休みする旨の連絡をロボットが実行してくれたようです。めでたしめでたし♪
image.png

番外編

また別の日の朝、なんだかサボりたくなったごじゃむーさん。
同じロボットを使って上司にネゴりました。

嘘がつけないごじゃむーさん。休む理由は素直に書きます。

通知に気づきタスクを確認した上司さん。休む理由に激おこです!
承認者コメントにコメントを記載し、今日は「拒否」ボタンを押してタスクを完了しました。
image.png

すると、ごじゃむーさんのもとに一通のメールが…
そこにはお休み申請失敗の連絡が… 休暇チャレンジ失敗です
image.png

#触ってみた感想
思っている以上に簡単にフォームが作成でき、スマホアプリを使用すればロボットに詳しくない人でも簡単にタスクの処理ができるので、使い方によってはかなり万能な機能になりそうだなぁと思いました。
ただし、タスクをユーザーに割り当てる、タスクを処理したユーザーを把握する方法など、もう少しこういう機能があると嬉しいという部分が見えたので、今後の動向を注視していきたいと思います:sunny:

#最後に
このロボットを作るにあたり、タスク機能のほかにもいろんな機能や設定を使用しています。
興味がある方は、ぜひGitHubやアプリストアからダウンロードして遊んでみてください。

  • UiPath Orchestratorアプリ
    →スマホからジョブの実行や監視、タスクの確認や処理が可能
     iOS版
     Android版
  • Orchestrator API
    →タスクフォームの作成後、APIを使用してタスクの割り当てユーザーを指定することが可能
      (逆に言うとAPIを使用しないと自動割り当てできない)
     https://platform.uipath.com/[AccountLogicalName]/[ServerName]/swagger/
     で使用できるAPIの命令が確認できます(UiPath Robotに設定するOrchestrator URLに"/swagger/"をつける)
  • ロボットの権限設定
    →APIを用いて各種処理を行う場合、その処理を行うための権限設定が必要
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