#はじめに
前回はXEMについて取り扱いましたが、今回はモザイクについて取り扱おうと思います。
モザイクとはNEMで発行できる独自のトークン(通貨みたいなもの)です。手数料がXEMで少し必要ですが、Nano Walletから数分で簡単に独自トークンを発行することが出来ます。
どんなモザイクの情報を取得してもいいのですが、順を追って説明しやすいので、私がテストネットで作ったモザイクを使おうと思います。
今回はモザイクを定義して、次回でモザイク定義を取得するAPIの紹介で活用します。
モザイクの作成には、以下の手順を踏みます。
1.ネームスペースの作成(必須)
2.サブネームスペースの作成(任意)
3.モザイクの作成(必須)
ネームスペースとサブネームスペースについては、トレストさんのサイトを引用します。
counterpartyなど他に独自トークンを発行できるものは単一のトークン名を付けるだけになりますが、NEMではまずネームスペースというものを得るところが特徴的です。
NEM公式情報では、インターネットでいうドメインのようなものだと定義されています。
ネームスペースはレンタルすることで取得できます。もしあなたが「diner(ダイナー、食堂)」というネームスペースを取得すると、他の誰かはそれを重複して取得することはできません。レンタルの有効期限は1年間です。
また、サブドメインと似たような感覚でサブネームスペース(sub-namespace)を1つのネームスペースにつき最大2階層まで取得することができます。
diner.sub01.sub02
2016_insert_image_000265
ネームスペースはこのように、.(ドット)区切りで、1つのルートネームスペースと2つまでのサブネームスペースの最大3レベルまで構成することができます。
ルート名が違えば、サブは誰かのヤツと重複してもOKです。
発行者A氏:diner.sub01.sub02
発行者B氏:diner.sub01.sub02(←ダメ)、cafe.sub01.sub02(←問題ナシ)
(引用元)https://www.cryptostream.jp/nem-namespace-mosaic-3551/#namespace
#ネームスペースの作成
Nano Walletを起動します。
ログインして、「サービス」をクリックします。
「ネームスペース」に自分の好きな名前を入力します。ウォレットのパスワードを入力して、「登録」ボタンをクリックします。
#モザイクの作成
ネームスペースと同じく「サービス」を開き、「モザイクの作成」をクリックします。
「親ネームスペース(名前空間)」は先ほど作成したネームスペースを選びます。
「モザイク名」に好きなモザイク名を入力し、「説明」にモザイクの説明を入力します。(この説明ってどこに活用されてんの?何の意味あんの?って思っていますがとりあえず入力しました)
「初期供給量」にモザイクの発行枚数を入力し、「可分性(小数点の有無)」に枚数に小数点をいくつまで許可するか設定します。
ウォレットのパスワードを入力し、「送信」ボタンをクリックします。
モザイクの作成が完了すると、ダッシュボードに結果が表示されます。