#はじめに
実店舗のXEM決済でXEMReceiverを利用されている方が多いと思います。
XEMReceiver
http://xembook.net/xemreceiver2.html
新機能 XEMReceiverリリースのお知らせ。
— XEMBook@仮想通貨NEM (@xembook) 2017年7月11日
XEM決済を店舗で行いたい方向けに新しいページを作成しました。
日本円での価格とお客様の氏名・番号を入力すると、自動的にQRコードが出力されます。(現在XEM小数点は切り捨てです)
操作は簡単で、以下の手順で簡単に請求書QRコードを作成できます。
1.ウォレットのアドレス入力
2.「価格(JPY)」を入力
3.「現在価格で確定」ボタンをクリック
QRコードの中身がどうなっているか覗いてみようと思います。
XEMReceiverの使い方を知ってる方が前提のため、知らない方はまずは以下のリンクをご参照ください。
http://coiners-magazine.com/news/nem-payment-at-stores-by-xemreceiver/
#請求書QRコードをQRコードリーダーで読み取る
まずはXEMReceiverでQRコードを作成しましょう。
QRコードリーダーはなんでも良いんですが、「公式QRコードリーダー”Q”」を使いました。
Android版
iOS版
読み取ると、下図のようなテキストが表示されます。これが請求書QRコードの中身です。
NEMウォレットでこの情報を読み取って、トランザクションを作成しているんだと思います。
#請求書QRコードの中身解説
分かりやすいようにテキストデータを整形しますね。
{
"v":2,
"type":2,
"data":
{
"addr":"NCPB4V625NAVKHGVOZRKTX6LAIEKVLK5C3QK6BHB",
"amount":21372089,
"msg":""
}
}
ちょっと一部わからない所がありましたが、それぞれの項目について解説しますね。
項目 | 値 | 意味 |
---|---|---|
v | 2 | すみません。何を意味しているか分かりませんでした。NEM NIS API Documentationを見た限り記述がありませんでした。 |
type | 2 | NEM NIS API Documentationを見る限り、1が平文のメッセージ。2が暗号化するという意味だと思います。 |
addr | NCPB4V625NAVKHGVOZRKTX6LAIEKVLK5C3QK6BHB | 請求元のウォレットのアドレスです。このアドレスに入金されます。 |
amount | 21372089 | XEMの数量です。単位はマイクロXEMのため、1,000,000で割って下さい。 |
msg | トランザクションのメッセージです。 |
要約すると、
アドレス「NCPB4V625NAVKHGVOZRKTX6LAIEKVLK5C3QK6BHB」に21.372089xemを送金してね
というテキストデータが請求書QRコードに入っています。
#さいごに
請求書QRコードの中身は、XEMの送金に必要な情報がテキストデータで入っていることが分かりました。
これを応用すれば、自分でプログラムを組んで請求書QRコードを作成することが可能になります。
これは時間があるときにでも、別記事でやり方をまとめようと思います。
(言語はPythonかSwiftあたりでやるかなぁ)