#概要
Linuxボード、マイコンボードとの通信、Flashの書き換えする際にシリアル通信を使用しますが、
古来から使われているRS-232C(±5~15V)の信号レベルではなく信号レベルをTTL,LVTTL,3.3VとしたUSB-シリアル変換モジュールが使われるようになりました。
#色々なUSB-シリアル変換モジュール
最も多く使われているのはFDTI社製USB-シリアル変換チップを使用したモジュールです。
6ピンのピンソケットが用意されている場合、DTR,RX,TX,5Vor3.3V,CTS,GNDの信号配列となっていることが多いです。
ArduinoやBeagleBone Black等のボードにジャンパーワイヤ無しで接続できるため1個は持っていても損はないと思います。
Linux,Mac,Windowsで使用する際も困ることは少ないでしょう。
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次に多いのがSilicon Labs社製のUSB-シリアル変換チップを使用したモジュールです。
CP2102を使用したモジュールです。
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その他、Prolific社のPL2303やwch社のCH340,CH341がありますが、どうしても使用したい場合を除いて
ドライバーのインストールに難があるためオススメは出来ません。
PL2303のドライバ
古いPL2303のドライバ
CH340,CH341のドライバ
#使用する電圧に注意
FT232RLを使用したモジュールは5V/3.3V切り替えができる場合があるのでボード側の対応する電圧を確認し、切り替えスイッチやジャンパピンを正しく設定しましょう。
FT231,FT234,CP2102は信号レベルは3.3V(LVTTL)ですが5Vトレラントとなっているためボード側が対応できれば信号レベルが5Vなボードでも使用できます。
#異常な電圧が出力されるCP2102モジュール
3.3Vや信号線から異常な電圧が出力されるCP2102モジュールが出回っていますので注意が必要です。
確認しているのは上のようなモジュールです。(左側が異常なモジュール)
使用している電子部品では判断できません。
どうしても使用したい場合は…
異常な電圧が出力される原因はCP2102のRSTがVBUS(5V)に接続されているためです。
パターンカットすれば正常な電圧(3.3V)が出力されるようになります。
#参照
@leonellive氏のツイート
https://twitter.com/leonellive/status/896341664599605249
[https://twitter.com/leonellive/status/899676541482926080]
(https://twitter.com/leonellive/status/899676541482926080)
https://twitter.com/leonellive/status/900831214961033216