Githubを設定した話
はじめに
この記事では、WSL2とVSCodeを使用してGitHub Pagesを設定し、運用する方法について解説します。Windows PCを新しくセットアップする機会に、GitHubの設定から運用までを一通り実践してみました。その過程で得た知見を共有させていただきます。
この記事は、2023年に公開したページを再編集したものです。
情報が古くなっている可能性がありますので、ご了承ください。
対象読者
- WSL2 × VSCode × GitHub を使い始めたい人
- GitHubにSSHで接続したい人
- GitHubに公開してあるリポジトリをクローン・編集したい人
環境構築
WSL2の設定
WSL2のインストールと初期設定は完了していることを前提とします。
まだの方は、Microsoft公式ドキュメントを参照してください。
VSCodeの設定
- VSCodeをインストール
- WSL拡張機能をインストール
- GitHub拡張機能をインストール(最新のVSCodeには標準で含まれている場合があります)
GitHubとの連携
SSH鍵の生成と設定
まず、GitHubのリポジトリにアクセスするためにSSH鍵を生成します。
# SSH鍵を保存するディレクトリを作成
mkdir ~/.ssh
cd ~/.ssh
# RSA鍵を生成
ssh-keygen -t rsa
鍵の生成時に3回の入力を求められます:
- 鍵の保存場所(デフォルトでOK)
- パスフレーズ(セキュリティのため設定推奨)
- パスフレーズの確認
生成した公開鍵をGitHubに登録します:
# Windowsの場合
clip.exe < ~/.ssh/id_rsa.pub
# Macの場合
cat ~/.ssh/id_rsa.pub | pbcopy
GitHubの設定手順:
- GitHubにログイン
- Settings > SSH and GPG keys
- "New SSH key"をクリック
- Titleに識別しやすい名前を入力
- Keyにコピーした公開鍵を貼り付け
- "Add SSH key"をクリック
接続テスト:
ssh -T git@github.com
成功すると以下のようなメッセージが表示されます:
Hi username! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
GitHubアカウントの設定
Gitの初期設定を行います:
git config --global user.email "your.email@example.com"
git config --global user.name "Your Name"
リポジトリの操作
リポジトリのクローン
- GitHubで対象のリポジトリを開く
- "Code"ボタンをクリック
- "SSH"タブを選択
- 表示されるURLをコピー
# リポジトリをクローン
git clone <コピーしたURL>
変更のコミットとプッシュ
ファイルを編集した後、以下の手順で変更を反映します:
# 変更したファイルをステージング
git add <ファイル名>
# 変更をコミット
git commit -m "コミットメッセージ"
# 変更をプッシュ
git push -u origin main
-u origin main
オプションを使用することで、次回からは単にgit push
で更新できます。
VSCodeでのGitHub操作
VSCodeのGUIを使用してGitHubの操作を行う方法:
- 左側のSource Controlアイコン(分岐マーク)をクリック
- 変更したファイルが表示される
- "+"ボタンでステージング
- コミットメッセージを入力
- "Commit & Push"ボタンで一括操作
まとめ
この記事では、WSL2とVSCodeを使用したGitHub Pagesの設定から運用までの基本的な手順を解説しました。特に以下の点に注意して設定を行うことで、スムーズな開発環境を構築できます:
- SSH鍵の適切な生成と管理
- Gitの初期設定
- VSCodeの拡張機能の活用
これらの設定を行うことで、安全かつ効率的なGitHub Pagesの運用が可能になります。