Ubuntu14.04および16.04にtexliveを導入しtex文書を作成しています。そんな時、文書にソースコードを載せる必要出てきたので、jlistingパッケージを導入しました。
#jlistingパッケージを用いる
デフォルトで入っているlistingパッケージを使うことで、(日本語を含まない)ソースコードをtex上で綺麗に表示することができます。
一方で、日本語を含むソースコードをtex上で綺麗に表示するには、jlistingパッケージを自ら導入する必要があります。
#jlistingパッケージのダウンロード
まず、以下のサイトから圧縮ファイルjlisting.sty.bz2
をダウンロードします。
そして、ファイラー等で解凍してjlisting.sty
を用意します。(ここでは、~/
に解凍したとします。)
#jlistingパッケージの導入
次に、上で用意したjlisting.sty
を適切なディレクトリに移動します。(環境により異なるかもしれません。私の場合は/usr/share/texlive/texmf-dist/tex/latex/listings
でした。周りにstyファイルがたくさんあるディレクトリです。)
cd /usr/share/texlive/texmf-dist/tex/latex/listings/
mv ~/jlisting.sty ./
権限を周りのstyファイルに合わせ、一覧を更新します。
chmod 644 jlisting.sty
sudo mktexlsr
これでjlisting
パッケージを導入することができました。
\usepackage{listings,jlisting}
\begin{document}
\begin{lstlisting}[basicstyle=\ttfamily\footnotesize,frame=single]
%ここにソースコードを書く
\end{lstlisting}
\end{document}
#【追記】
styファイルは、コンパイルするtexファイルと同じディレクトリに置いても認識されます。急いでいる場合や、1つのtexファイルしか作る予定がない場合にはこちらの方法をどうぞ。
cd [texファイルがあるディレクトリ]
mv ~/jlisting.sty ./
chmod 644 jlisting.sty
sudo mktexlsr