VCP-NV取得するまでの学習メモ的なもの
公式情報
- NSX-v(NSX for vSphere): vSphere向け
- NSX-T(NSX Transformation): vSphere以外のHypervisor + Public Cloud向け
オンラインリソース
- サポートページ
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ドキュメント
- 日本語版は情報が古い場合があるので英語版を見る
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Trending Support Issues
- 今流行りのサポート情報一覧
- 日本語版は情報が古いので英語版を(ry
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HOL
- VMware系は自宅で検証環境用意するのがとにかくハードル高い
- Hands On Labs と呼ばれるオンラインで試せるサービスができた
試験情報
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- 資格/試験の最新情報を追うのに便利
- VCPバージョンが西暦表示になった件とか
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- 資格の取得条件とか
- 日本語版は(ry
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VCP-NV2019をゼロから取得する場合の条件
- NSXの技術要素を理解していること
- NSXに関連するVMwareの認定トレーニングコースを受講していること
- Foundations Exam(Webで受験)に合格すること
- VCP-NV2019 Exam(VUE認定テストセンターで受験)に合格すること
vSphere Network Components
仮想スイッチ, ポートグループ
- 仮想スイッチ
- ESXiホストのVMkernelで動作する抽象化されたNWデバイス
- 原則、物理SWと同じ動作をする
- 仮想マシンのネットワークアダプタ(vNIC)や物理NICごとに論理ポートを1つ使う
- ポートグループ(PG)
- 論理ポートを用途やポリシーごとにまとめたもの
- 特に物理NICと紐づいているPGをアップリンクPGと呼ぶことがある
- VLANの設定はPG単位
- VMwareの仮想スイッチにおけるVLANの扱い
- 0: タグなしVLANとして処理
- 1-4094: 該当VLANのTrunkフレームとして処理
- 4095: ゲストOSタギング(ゲストOSで生成されたTrunkフレームを転送)として処理
仮想スイッチは標準スイッチ(vSS)と分散スイッチ(vDS)の2つがある
- vSS
- ESXi毎に構成、管理
- 各ホスト毎に設定が必要なので管理台数、VLAN数が増えるとヤバイ
- vDS
- vCenter上で1つのSWとして構成、管理
- 実態としてvDSを作成するとESXi上にHost Proxy Switch(隠された仮想スイッチ)が作成され、ESXi毎にそのSWが通信を制御する
- vDSの設定を変更すると、vCenter経由でそのvDSを持つESXi全てに同じ変更が適用される
- vCenter死亡時は設定の閲覧/更新はできないが、通信自体は継続できる
- ポートの状態監視, Network I/O Controlなどの機能が使えるようになる
VMkernelポート
VMkernel用の仮想NICでHypervisor Serviceを提供する。
- Management
- vSphere vMotion
- IP Storage
- vSphere Replication
- vSphere FT(Fault Tolerance)
- vSAN Data Replication
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VTEP(VXLAN Tunnel EndPoint)
- NSXが提供するVMkernel機能の1つ
ユースケースとライセンス
NSXを利用する目的とか。
- 自動化: IT Automation, Multi-Tenant Infrastructure
- セキュリティ: Micro Segmentation, DMZ Anywhere
- アプリケーションの継続性: Disaster Recovery, Hybrid Cloud Network
- コンプライアンス: セキュリティポリシーの構築、適用、可視化
ユースケースに応じてライセンスを選択する。最新のバージョンだと5種類に増えた。
Standard < Professional < Advanced < Enterprise Plus の順にお高くなる機能が増える。
機能毎にライセンスを選ぶなら以下のような感じ(Remote Office Branch Officeは用途が特殊)。
- 分散ルーティング → Standard
- 分散ファイアウォール → Professional
- VPN, Cross vCenter NSX → Advanced
- L7分散ファイアウォール, NSXの可視化 → Enterprise Plus
まとめ
NSXの学習を始めるにあたっての触り的な以下の情報を整理した。
- ドキュメント、資格試験情報
- vSphereのネットワークコンポーネント
- ユースケース
次回はNSXのアーキテクチャを整理する予定。