以下のURLの内容を参考に、仮想Matterデバイスを作成してみた。
https://developers.home.google.com/codelabs/matter-device-virtual?hl=ja#1
必要なもの(実デバイス)
・Google Home App の入った端末
・Google Nest Hub
Docker EngineとMatterSDKのインストール
Docker Engineをインストールする。
※注意 Dockerデスクトップは使用しない。
次にMatter SDKのクローンを作成する。
https://github.com/project-chip/connectedhomeip
その後、コンテナを起動する。
仮想Matterデバイスの作成
Google Homeのディベロッパーコンソールでデバイス名・デバイスタイプ・VendorID(テスト用)・ProductID(テスト用)などを設定。
https://developers.home.google.com/codelabs/matter-device-virtual?hl=ja#1
仮想Matterデバイスの構築・コミッショニング
Dockerコンテナ内でデバイスのビルド&コミッショニングをする。
コミッショニング後にQRコードが出るURLが表示されるので、URLに飛んでGoogle Home APPで読み込む。
コミッショニング完了
Google Home APPにデバイスが追加されるので名前を設定し、操作することができる。
小ネタ
増殖する仮想Matterデバイス
ディベロッパーコンソールで新しいデバイスを設定しなくても、コミッショニングするたびにデバイスが新しくGoogleHomeAppに追加される(なお前に作ったデバイスは操作できなくなる)。
コミッショニング時のネットワークについて
Matterデバイスのコミッショニングの大体は、最初のデバイス検出(Bluetooth)→ネットワーク情報を入力してWi-fiなどで接続している印象。
今回試した仮想Matterデバイスのネットワークについて試したことは以下。
・Wi-fiのみONでのコミッショニング:
デバイスを追加する段階で「アクセサリを追加するにはBluetoothをオンにする必要があります」と表示される(コミッショニングできない)。
・BluetoothのみONでのコミッショニング:
QRコードを読み込んで、デバイスの確認中に「Googleで操作するにはハブが必要です」と出てセットアップが強制終了してしまう(コミッショニングできない)。