Affinity Designerのすゝめ
はじめに
本投稿は、Schooの2016年末特別企画「Schoo advent calendar 2016」の記事になります。
私はSchooでマスタープラン事業を中心にアシスタント業務をしております。
マスタープランについては以下ページを御覧ください。
マスタープラン - Schoo(スクー)
https://schoo.jp/route/masterplan
今回私は「Affinity Designer」という、PhotoshopでもIllustratorでもSketchでもない
新しいデザインツールについて簡単に紹介をしたいと思います。
Affinity Designerとは
ヨーロッパに拠点を置くSerif社が開発したデザインツールになります。
課金制度のソフトではなく、買い切り制度のソフトとなりますので、
一度お金を支払えばずっと使うことができます。うれしいですね。
価格は49.99ドル、日本円で5600円程度と、とってもお手頃価格です。(2016/12現在)
Windows版、Mac版ともにございますので、どちらの環境でも使うことが出来ます。
私もつい最近Windows版とMac版を両方買いました。
※ライセンスはOS別に購入が必要ですので、ご注意くださいませ。
【公式ページ】
Affinity Designer - プロフェッショナル向けのグラフィックデザインソフトウェア
https://affinity.serif.com/ja-jp/designer/
2015年にはApple Design Awardを受賞しており、App Storeでもよく見かけるソフトウェアなのではないかと思います。
Affinity Designerの特徴
何と言ってもラスターデータとベクターデータを両方扱える点ではないでしょうか。
Adobe製品で言うと、Photoshopはラスターデータを専門とし、Illustratorはベクターデータを専門としています。
Affinity Designerはその2つをワンクリックで切り替えることができるのです。
「もしかして私達入れ替わってる!?」
実際に画面を見てみましょう。
基本的にはPhotoshopやIllustratorのような画面設計に似ているので、違和感なく使えると思います。
左上にある3つのマークが「ペルソナ」と呼ばれるシステムになっており、このペルソナを切り替えることで、
ベクターデータ・ラスターデータ・書き出し機能を切り替えることができます。
- 描画ペルソナ(ベクターデータ)
- アートボードやペンツールなどIllustratorのような機能が搭載されています。
- ピクセルペルソナ(ラスターデータ)
- ブラシツールや矩形ツールなどPhotoshopのような機能が搭載されています。
- ペルソナをエクスポート
- スライスツールやズームツールが搭載されています。様々な拡張子に書き出しが可能となっています。
この画面でははiPhone6の画面サイズでドキュメント作成をしております。
ご覧のようにアートボード機能がついてるんですね~。これも嬉しい。
実はPhotoshopのPSDファイルやIllustratorのAIファイルをインポートすることもできます。
まだ完全なインポートができるとは言えませんが、再現率はとても高いと思います。
あとがき
2016年12月現在、Windows版ではVer1.5.0と、まだまだこれからのアップデートが楽しみなソフトウェアであります。
課金制のデザインツールが増える中でも、6000円以下で画像編集やデザインができる高機能なソフトウェアが手に入るのはとても嬉しいことですよね。
ソフトウェア自体は日本語対応しておりますが、ヘルプドキュメントなどはまだ英語のみなので、今後ヘルプも日本語対応してくださると更に広まっていくのではないでしょうか。
仕事上ではPhotoshopやIllustratorを使うことも多いのですが、私はAffinity Designerも併用して使い始めています。
まだ見えていない部分もありますので、こういった機能があるよとコメントでも教えていただけるとありがたいなと思います。
また、Schooでは現在デザイナー職を募集しております。
ぜひ皆様と一緒にお仕事できたら嬉しいと思いますので、ご覧くださいませ。
5周年でCIも一新!Schooの全てのデザインを担う デザイナー募集
https://www.wantedly.com/projects/70697
簡単ですが、以上となります。ありがとうございました。
次の方、よろしくお願い致します!