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サーバーレスで無料のSSL証明書を取得する(ZeroSSL編)

Last updated at Posted at 2024-06-22

概要

本稿では、オンラインサービス「ZeroSSL」を利用した無料のSSL証明書を発行する方法を紹介します。

XServerなどのサーバーレス環境でWebサイトを運営している場合は、証明書ファイルが必要な状況でも、証明書発行に必要なサーバー環境を用意できないことや、各種コマンドの取り扱いが難しいことあると思います。

想定ケース

今回は以下のようなケースを想定した証明書発行手順を記載します。

  • XServerでWebサイトを運営している
  • 証明書ファイルが必要(WAF導入等)
  • レンタルサーバーの仕様で証明書ファイルの取り出しができない
  • サーバーやコマンドを使用せずに手軽に証明書を発行したい

手順

ZeroSSLにサインアップ

ZeroSSLのウェブサイトにアクセスし、ドメインを入力します。

image.png

メールアドレスとパスワードを入力して「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.44.53.png

証明書情報を入力

ドメインを確認して「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.45.48.png

「90-Day Certificate」(証明書有効期限90日)を選択して、「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.46.11.png

今回はアドオンを選択せずに「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.46.24.png

「Auto-Generate CSR(CSR自動生成)」を有効にして「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.46.33.png

「Free(無料プラン)」を選択して「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.46.52.png

ドメインを認証

ドメイン認証を行います。今回はX-Serverで管理しているDNS(CNAMEレコード)に登録する認証情報を確認します。

CleanShot 2024-06-21 at 17.47.21.png

XServerの管理画面(サーバーパネル)から、DNSレコード設定に移動します。

CleanShot 2024-06-21 at 17.50.29.png

ZeroSSLから指定された認証情報をCNAMEレコードに登録します。

CleanShot 2024-06-21 at 17.50.38.png

ZeroSSL管理画面に戻り、「Next Step」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.54.20.png

「Verify Domain」をクリックします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.55.15.png

ドメイン検証が完了しました。証明書発行まで数秒待機します。

CleanShot 2024-06-21 at 17.57.22.png

証明書をダウンロード

発行された証明書ファイルをダウンロードします。

CleanShot 2024-06-21 at 17.57.40.png

ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると次のファイルが展開されます。

  • certificate.crt(サーバー証明書)
  • ca_bundle.crt(中間証明書)
  • private.key(秘密鍵)

CleanShot 2024-06-22 at 11.24.22@2x.png

手順は以上です。

証明書ファイルは.PEM(Base64形式)で保存されています。
テキストエディターで開いて内容をコピーするか、ファイル自体をアップロードすることで、XServer以外のサービスでも証明書の利用が可能です。

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