IPv6高速ハイブリッドを申し込んだ
自宅の回線をYahooBBのPPPoEで接続していたのですが、最近は夜間帯でPing RTT値が一瞬100msを超えることや軽度のパケットロスが発生するようになってきたためIPv6高速ハイブリッドを申し込んでみた。
今までのVPN機能が使えない
Softbankから提供されるBBユニットをかましてIPv4の仮想トンネルに接続しにいくのですが、NTTから提供されているホームゲートウェイ(HGW)に搭載されているVPNサーバー機能は使いたかった。
HGWからPPPoEをすればVPNサーバーは稼働するのですが、BBユニット配下のネットワークとは異なるため自宅LANに接続できないのが非常に困りました。
前提
- NTT西日本
- フレッツ光隼 マンションタイプ
- ひかり電話契約あり
- ONU -> HGWの構成
ここにBBユニットを接続して高速ハイブリッド、IPv6、ひかり電話、そしてVPNを使えるようにする。
ネットワーク構成
大まかなネットワーク構成は画像の通り
実線が物理接続
点線が仮想接続
ポイント
- HGW
- IPv6 RA
- VPNサーバー
- PPPoE(IPv4 VPNサーバー受け用)
- BBユニット
- IPv4のDHCPサーバー
- IPv4デフォルトゲートウェイ
- IPv6の機能は停止 ←最重要
ひかり電話契約でBBユニットをONU直下に接続するとIPv6のIPをHGWと奪い合い、IPv6不安定な状態になります。
BBユニットをHGW配下に設置し、HGWと直結するとIPv6のループが発生し動作しません。
そこで、BBユニットのIPv6機能を切り、BBユニットはIPv4、HGWにはIPv6のルータになってもらいます。
HGW
IPv4のDHCPサーバーを切る
IPv4の自宅ネットワークのIPを何か固定で割り当てる。画像では192.168.12.2
BBユニット
IPv4のIPを設定。画像では192.168.12.1。ゲートウェイになる。
IPv4 DHCP
IPv6を無効化
まとめ
IPv4ハイブリッド、IPv6、ひかり電話、VPN接続で自宅ネットワーク接続が最小限の構成で構築できました。
さらにひかり電話でSIP接続ができるのですかね？
自宅電話はそれほど使っていないためそれはチャレンジとして置いておきます。
しかしIPv4ハイブリッドは本当に早いです。
ピーク時間帯でも300Mbps RTTが5.5msとか出ます。
NTTのIPv6の詳細な説明は他の方が書いてらっしゃるのでそちらを参考にしてください。