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【WIP】PHPUnitで私好みのアサーションを足して「読みやすい書きやすい」テストを

Last updated at Posted at 2017-01-20

@todo ちゃんと動作検証
@todo 各クラスの詳細・役割分担について書く

現在、業務でAPIアプリケーションを開発しています。
APIということで、「エラーの形式が決まって」います。
その時に、 _viewに入っている変数をとってその中の $codeがXXX $sub_codeがYYY $messageがZZZ みたいなアサーションを、毎回書く?3つも?それって・・・
あまり穏やかじゃないね、と感じた次第です。
※実際にはもう少し複雑。端折っていますが、大体こんなイメージです。

「同じような処理なら」「同じ書き方を」「しかも、なるべく簡潔・一目瞭然に」やるのが美しくないですか?
ということで、「エラー時のレスポンスのアサーション」を丸っとまとめてしまえば楽じゃないですか!!と思ったわけです。

作りたいモノ

例えば、TwitterのREST APIのレスポンスのイメージで、その内容を検査するモノ!を作ってみましょう。という想定でススメます。

{
	"errors": 	[
		{"message":"Sorry, that page does not exist","code":34},
		{"message":"User not found.","code":50},
		{"message":"Sorry, you are not authorized to see this status","code": 179}
	]
}

※あくまで「例」ですよ!実際にはコレらのエラーが、まして同時に複数個返ってくるっけ?とか突っ込むのは野暮です。
cf: Error Codes & Responses — Twitter Developers

コレに対して、

$this->assertErrorCode(34, $errors, '存在しないはずのページの状態を検知できていない');
$this->assertErrorCode(50, $errors, '存在しないはずのユーザーの状態を検知できていない');
$this->assertErrorCode(179, $errors, 'アクセス資格のないリソースにアクセスできてしまっている');

とかやれると = レスポンスをいちいちデコードしてkey/valueチェックをして・・って書くよりシュッとするので「テストしたい内容を、コードに明瞭に落とし込める」です。

実装概要(PHPUnitのAPI)

公式docは以下にあります。しっかり言及されていますね
-> カスタムアサーションの作成
なるほど、どうやら Constraint matcher 及び TestCase のサブクラスというのがキーワードとなりそうですね。
・・とはいえ、個人的には「ちょっと駆け足気味」あるいは「ややオラついた」記述では・・・という印象を受けました。
具体例が欲しいですね。生コードを見てみましょう。

  • Constraint
    • アサーションのロジックを、それぞれ独立したクラスとして定義していきます
  • assertXxx() の実体
    • これが役割的に「TestCaseのサブクラス」の代わりをしているイメージになります。

オマケ:
私はCakePHPを普段使っているものですから、Cakeでの実装例も併せて紹介しておきます

実装をしてみよう

インターフェイスとロジック

どんなものがあれば良いでしょう?
「検査対象(json文字列)」に対して「code message のそれぞれのキーが存在し」「かつ、パラメータとしてアサーションに渡された内容と合致する」ことを保証する、みたいな感じで如何でしょう。
愚直に書き下すならこんな感じに。

$data = json_decode($json);
if (! $json) {
  return false;
}
if (! (property_exists($json, 'code') && property_exists($json, 'message'))) {
  return false;
}

return ($json->code === $expected_code, && $json->message === $expected_message);

これを「ロジック」として、アサーションメソッドのロジックはconstraintに組み込むというお作法に従って、クラスを定義してみます。
具体的には、 (__construct()と)matches()``toString()というpublicメソッドを実装しておけば :ok: ぽいです。

class ApiResponse extends PHPUnit_Framework_Constraint
{
	// 検査対象となる内容を格納する
	private $data;
	
    // expectedとの比較を行う前のフェーズで「失敗」させる事も可能
    public function __constuct(string $json)
    {
    	$data = json_decode($json);
    	if (! $data) {
    		// FailedErrorを投げることで、任意のタイミングでアサーションを失敗させられる
    		throw new PHPUnit_Framework_AssertionFailedError('Failed to parse json.');
   		}
		if (! (is_object($json) && property_exists($json, 'code') && property_exists($json, 'message')) {
  			return false;
		}
		
		$this->data = $data;
    }
    
    public function matches($expected)
    {
    	// 失敗ならfalse、成功ならtrueを返すだけでOK
    	return (
    		$this->data->code === $expected['code']) &&
    		$this->data->message = $expected['message']
    	);
    }
    
    public toString()
    {
    	return sprintf('%s has not valid code and message.', json_encode($this->data));
    }
}

ロジックはできました。あとは「呼び出し元」です。
これが「TestCaseのサブクラス」という事になります。

class AssertApiResponse extends  PHPUnit_Framework_TestCase
{
	public function assertApiResponse($code, $messsage, $content, $message = '')
	{
		$this->assertThat(compact('code', 'message'), new ApiResponse($content), $message);
	}
}

あとは、こんな形で取得したレスポンスに対するアサーションが可能になります。

$error = $response['errors'][0];
$this->assertApiResponse(34, 'Sorry, that page does not exist', $error, '存在しないはずのページの状態を検知できていない');
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