42 TokyoのPiscineを受けてきた(そして通過した!)ので、その感想をつらつら書いてみます。
残念ながら、具体的な内容については口外できません...
運営側から怒られてしまうので、あくまで感想日記です。
42 Tokyoってなに?
公式サイトhttps://42tokyo.jp/ に記載のとおり
・学費無料
・教師なし
・ピアラーニング(生徒同士で勝手に教えあって学ぶ)
のプログラミングスクール。C言語などが学べるらしい。
なぜ完全無料で成り立つのかというと...
DMMがドン、と運営費を出してくれているから!
亀山さん、ありがとう!!
Piscine(ピシン)ってなに?
42 Tokyoの入学試験。
その前のwebテストを合格すると、Piscineに参加できる。
なんと4週間に渡って行われる。
どうだった?
だいぶしんどかった。
「楽しい」と感じる余裕はなかったな(笑)
水泳というより、トライアスロン。
どれくらい時間を使った?
前半は、仕事との両立を目指していたのと、あとピシンの進行上の都合もあって、結局ピシンには3割程度の時間を使っていた(これは別に、24時間のうちの3割っていう意味ではないよ)。
だが、「このペースでは絶対ダメだ!!」ということに気がつく。
そして後半。
もう、可能な限りピシンに時間を使いました。
結果的には合格したものの、前半にもっと時間を割くべきでした。
時間はいくらあっても足りない、そう感じました。
そもそも、アナタはどれくらいのスキルがあるの?
プログラミングは、Python, JavaScript, Swiftなんかを使って2〜3年程度やってきました。
がっつり仕事で2〜3年というわけではありません。
C言語を使えるようになりたいと思って、ピシンに参加。
もともとC言語に関しては、入門書は一通り読んで、ポインタ操作は少しやったことがある程度でした。
なのでC言語だけでいうと、入門〜初級者レベルだった。
ピシンで上達した?
これは「しました!!」と自信を持って言えます。
中級者の階段に足をかけた、と言ったら言い過ぎかな?(笑)
少なくとも、Cに対する苦手意識はだいぶ減りました。
たくさん書いたからね!
他の参加者はどんな感じ?
まず年齢層について、やはり時間のある大学生の割合が多い気はしましたが、思ったより社会人の方々が多かった印象を受けました!
これはちょっと意外でしたね。
日中は仕事をしながら、仕事が終わったらピシンという方々が結構いて(直接そう聞きました)、純粋に「すごい!」と感じました。
次にスキルについて、未経験の方もいれば経験者の方もいましたが、自分が想像していたよりは経験者の方が多かった。
そのおかげで、自分程度のスキルでは全然「王様気分」は味わえない(笑)
世の中、甘くなかった。
最後に女性率について。
やっぱり男性が多数ですが、女性もそこそこいました。
一般的な理系学部の女子率よりは多い気がした(笑)
プログラミング未経験で合格できる?
未経験だった方が合格談をブログで書いていたりするので、合格者はいるみたいですね。
そもそもwebテストを通過しないとピシンには参加できないので、未経験者とはいえ適性のある方々だと言えるでしょう。
とはいえ基本的には経験者が有利と感じました。
特に未経験者は、4週間を丸々捧げる覚悟は必要でしょう。
1ヶ月使うなら、他のスクールとどっちを薦める?
プログラミングを学習しようと思ったら、一般的に
・有料のスクールに通う
・webサービスや本など、各種教材を使って自習
の選択肢が思い浮かぶと思います。
私は有料のスクールに通ったことがないので想像でしか語れませんが、ピシンと有料スクールの良いところは「やらされる」ことだと思います。
自習だと、モチベーションの自己管理が求められますからね。
ピシンも結局は自己管理が大事なんですが、他の生徒と教えあったり、またピシンの仕組み的にも、ある程度モチベーションは維持しやすくなっています。
ただし、「わからないことがあったら聞いたり調べたりして頑張る」という姿勢は求められます。
親切に教えてくれる人がいるとも限りません。
私のように「プログラミングの基本はわかっていて、Cの基本をがっつりやりたい」という方はピシンが合っている気がします。
ある程度基本がわかっている方は、あんまり有料スクールに行きたがらないでしょうからね。
逆に「特にC言語にこだわりはないし、直近の仕事を見つけるのが優先」という方は、スクールが合っているのではないかな?
もっと現代的な言語の方が需要自体はありそうだし、いきなりC言語のお仕事を見つけるのも難しそう?ですし...
ピシン参加の注意点としては、1ヶ月丸々捧げないと消化不良で終わる可能性が高いことかな。
この仕組みの学校は増えそう?
まだ入学していないので、入学後の制度はわかりません。
あくまで「ピシン的な」仕組みを想定して話します。
基本的に、良い仕組みだと思いました。
運営費を生徒に負担させるとしても、まあ運営費やその内訳がわかりませんが、一度仕組みが整えば使い回しができる設計ですし、それなりに安く済みそうです。
もちろん、生徒が多いほど安くなるでしょう。
ただしプログラミングに限った話であって、他の科目(数学など)で全く同じ仕組みを実現するのは無理でしょう。結局はUdemyやUdacityのような形になるのかと思います。
また、生徒が多くなるほど内部の情報が漏れやすくなるので、その対策をどうするかは課題でしょう。
その点、今後42がどう運営していくのか気になります。
亀山さんに会えた?
会えません。
その代わり東京タワーに会えました。
コロナ対策はどうだった?
かなり徹底していました。
そのようなスタッフの方々の努力もあり、クラスター発生&ピシン中止にはなりませんでした。
感謝。