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【Django】adminページをカスタマイズしたいって?

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はじめに

「Djangoの管理者ページのカスタマイズなんて、今までしたことないよ〜」という方向け。
初級編です。

カスタマイズしなくても十分使えそうだが、エンジニア以外の人が触るようになると、デフォルトだと少し寂しい?

詳細な解説というより、ググると良い用語をパパッと上げていくスタイルです。
ちゃんとまとめると大変ですからね。。。

Djangoのドキュメント
https://docs.djangoproject.com/en/3.0/ref/contrib/admin/

ModelAdminクラス

基本的には、ModelAdminクラスのサブクラスを作成して、カスタマイズ内容を記述する。
例えばSampleModelという名前のモデルをカスタマイズしようと思ったら、以下のようにする。

admin.py

from django.contrib import admin

# 通常は「モデル名+Admin」という名前にする
class SampleModelAdmin(admin.ModelAdmin):
    '''
    このクラスの中にカスタマイズ内容を記述
    '''

# SampleModelにSampleModelAdminを適用
admin.site.register(SampleModel, SampleModelAdmin)

これ以降は、ModelAdminクラスの中の記述のみを書く。
例えば


def hoge():
    return

と書いたら、実際は

admin.py
class SampleModelAdmin(admin.ModelAdmin):
    def hoge():
        return

と読み替えてください。

どんなカラムを表示するか

スクリーンショット 2020-08-08 20.38.22.png

レコード一覧の一番上にカラム名が表示されるが、どんなカラムを表示したいか設定しよう。
以下はモデルがtext,updated_atというフィールドを持っていた場合の例。

list_display = ('__str__', 'text', 'updated_at')  # この3つのカラムを表示する

次に、フィールドにはない値を表示する場合。

list_display = ('__str__', 'text', 'updated_at', 'get_owner_name')

def get_owner_name(self, obj):
    # 第二引数のobjはレコード自身を表す
    return "I am owner"
get_owner_name.short_description = 'オーナー名'

こうすると「オーナー名」というカラムが追加され、この場合は全てのレコードに「I am owner」と表示される。

検索対象を設定する

スクリーンショット 2020-08-08 21.08.22のコピー.png

上部に検索ボックスが存在するが、その検索対象を絞ることができる。

# SampleModel.text, SampleModel.updated_at, SampleModel.owner.username を検索対象にする
search_fields = ('text', 'updated_at', 'owner__username`)

操作を追加する

スクリーンショット 2020-08-08 21.32.13のコピー.png

デフォルトでは「選択された<モデル名>の削除」という操作が存在するはず。
自作のアクションは以下のようにactionsにリスト形式で記述するが、ここに明示的に含めなくても「選択された<モデル名>の削除」は存在し続ける。

actions = ['my_custom_action']

def my_custom_action(self, request, queryset):
    # なんか処理
    return None
my_custom_action.short_description = '私だけのアクション'

return Noneとすれば操作完了時に何もしないが、例えばテンプレートを返してページ遷移なんかもできる。

モデルの表示名を変更する

スクリーンショット 2020-08-08 21.32.13.png

これはModelAdminではなく元のModelクラスに書いておく。


class SampleModel(models.Model):
     class Meta:
         verbose_name = 'サンプルモデル'
         verbose_name_plural = 'サンプルモデル一覧'

フィールドにリンクを貼るか


list_display_links = ('text',)

応用編:検索処理のカスタマイズ

検索対象のカスタマイズを紹介しましたが、検索ワード(クエリ)が与えられた時に、実際にどのような検索を行うかもカスタマイズできます。
これは長くなるので概要だけにしますが、以下の関数を定義して検索処理を上書きします。


def get_changelist(self, request, **kwargs):

最後に

以上のカスタマイズができれば、はじめはそこそこ満足ではないでしょうか?
adminページのテンプレート自体のカスタマイズや、admi内でのページ遷移については別の記事で書こうかと思います。

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