Plateauデータを利用した、札幌市のworldデータが公開されました。
このデータをつかうことで、リアルな札幌市の街のデータをつかって、Minecraftを遊ぶことができます。
ライセンスはCC-BY4.0の、れっきとしたオープンデータです。
配布はJava版のデータとして公開されているのですが、統合版に変換し、Switchからも遊べるようにしました。
手順とリファレンスを備忘として残します。
Minecraftのバージョンは 1.18.12.01
です。
子供がSwitchを返してくれないので、仕方なく、僕のスマホから撮影
手順概要
- データをダウンロードする
- ja2beで、統合版のデータに変換する
- ConohaでMinecraft統合版のサーバをたてる
- ConohaのMinecraftサーバにアップロードする
- ディレクトリにデータを配置する
- ownerを変更
- プロセスの再起動
- Switchの設定変更と接続
リファレンス
1: データをダウンロードする
札幌市Minecraftワールドデータからデータをダウンロード。
2: ja2beで、統合版のデータに変換する
TBD: せっかくのオープンデータなので、あとで時間できたら、変換したデータをGithubかどこかにアップロード。
3: ConohaでMinecraft統合版のサーバをたてる
4: ConohaのMinecraftサーバにアップロードする
CyberduckでもFFFTPでも、好きなものを使えばよろしい。
いきなりroot権限でつながるので注意。/root
がhome。
https://miya-system-works.com/blog/detail/minecraft-worlddata-transfer/
5: ディレクトリにデータを配置する
↑のURLの手順は、たぶんバージョンが古く、少し間違っている。
ja2beで変換したデータは /opt/minecraft_be_server_worlds/worlds/Bedrock level
に配置する。
treeはこんなかんじ。コンソール経由なのでスクリーンショット。
6: ownerを変更
ownerがrootになっているはずなので、chown。
chown -R minecraft:minecraft /opt/minecraft_be_server_worlds/worlds/Bedrock level
7: プロセスの再起動
ConohaのMinecraftコンソールから、Minecraftサーバの停止→起動、を実施。プロセス再起動する。
8: Switchの設定変更と接続
設定変更が終わったら、↑の記事の通り、Switchでマイクラ起動し、Conohaのサーバに接続。
Note: operator権限の設定
まだやってないけど、たぶんここの手順でできる。
他の都市は?
この札幌市のデータは、国交省がすすめているPlateauプロジェクトのCityGMLデータを、株式会社MIERUNEがMinecraftの形式に変換したものです。
もし自分が住んでいる地元のデータが欲しかったら、市役所のオープンデータ担当係に要望をだしてみると、もしかしたら配布が始まるかもしれません。
Plateauのデータとしては、東京や横浜、大阪、名古屋なども存在しています。
Plateau対象都市の一覧はこちら: https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau