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IDCフロンティアAdvent Calendar 2015

Day 12

イベント告知サイト比較 〜100のIT勉強会に携わってわかった便利なサイト3つ〜

Last updated at Posted at 2015-12-12

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いまの会社に入社して2年ちょっと。何らかの形で運営にかかわったIT勉強会が100を超えるようになると、「イベントやるときは、connpassとDoorkeeperどっちがいいの?」と聞かれることもなにかと増えて来ました。個人の主観でイベント告知サイトの使い勝手についてまとめました。 :smirk:

勉強会の事前準備が楽に!

近年さかんになっているIT勉強会。講師と会場さえ抑えれば、手軽に誰でもが勉強会を主催できるようになりました。IT勉強会を開催するにあたり、頼もしい存在が、イベント告知サイトです :muscle:
イベントを紹介するウェブページが手軽に作成できるだけでなく、申込フォーム、リマインド、参加者への通知機能など、豊富な機能で、事前準備の手間を大幅に軽減することができますよ。

#無料で使えるイベント告知サイト
無料で利用できるサービスが多いのもうれしいところです :laughing: 無料で利用できるのは、2015年12月12日現在、下記のようなサービスがあります。

サービス名称    詳細
ATND 「IT勉強会の受付といえば」な老舗的な存在(?)。シンプルな印象でしたが、最近機能が充実。
Zusaar 各社Markdown記法主流の中、リッチテキストでイベント作成ができる貴重なサイト。
Doorkeeper 「イベント」の上位概念に「コミュニティ」機能があり、コミュニティや継続して開催したい勉強会におすすめ。
Connpass アクセス解析やイベントの資料共有など独自のちょっと便利な機能が豊富。拡散効果も◎
Peatix 事前決済機能が豊富。営利目的のイベントでも十分対応。
また、Facebookのイベント機能も、場合によっては非常に強力なサービスです。
他にも「こくちーず」や「EventRegist」、「everepo」など選択肢は多数あります。細かい機能の違いがあるため、企画や運営のスタイルによって、使い分けていきます。

「はじめてなので、どれがいいかわからない」そんなときは、どれか2,3つ程度をランダムに選んで、アカウントを作り、限定公開でテスト投稿してみると使い勝手がわかります。各社微妙に使い勝手や機能が違うことに気づくでしょう :)

機能比較

基本機能を備えたATNDをベンチマークとして、よく利用しているDoorkeeper、connpass、Facebookのイベントについて機能を比較してみましょう。

機能 詳細 ATND Doorkeeper connpass Facebook
限定公開 限られた人のみに公開できる
課金 有料イベントの事前収納ができる ×
アンケート 申込時に任意の質問項目を設定できる ×
アクセス解析 公開したイベントサイトのPV数などがわかる × × ×(イベント機能としてはなし)
自動リマインド 参加者に前日等にメールやお知らせでリマインドされる × ×
QRコード受付機能 QRコードを読み取ることで当日の参加受付ができる × × ×
枠ごとの定員管理 枠を複数用意し枠ごとに定員を設定できる × × ×
SNSとの連動 申込の際、参加の旨をTwitterやFacebookに投稿できる × ×
会員への案内 イベント告知サイトの会員に、イベントの開催を告知する ◯(依頼) ×
上記は機能の一例で、他にも各イベント告知サイトごとに、様々な機能を持ち合わせています。これらを適切に使うことで、イベント運営の工数が大きく変わります。例えば、アンケート機能は、参加者情報を収集したい際に、のちに名刺情報を手入力することがなく便利です。SNSと連動させる機能が効果的に使えれば、集客が楽になります。
また広く参加者を募りたい場合は、イベントに来てほしい客層が多く登録していそうなサービスを選択することも大事です。イベントを登録した際に、自動でまたは依頼して、興味がありそうな会員にイベントの開催を告知する機能があり、新たな出会いにつながります。

ずばりおすすめは?

当日の人手が足りないときは「Doorkeeper」

スクリーンショット 2015-12-13 1.19.27.png
引用:Doorkeeper
QRコードで当日の受付ができます。参加者の出欠を管理したい、が、人手が足りない、というときは非常に便利!50人規模のイベントで受付がシンプルな出欠管理だけなら、1名で十分対応できます。:ok_woman:
QRコード機能は、Peatixにもあります。私は会員ユーザの多さからDoorkeeperを選ぶことが多いですが、会費制のイベントであれば、人手が足りない場合、事前に支払いできる機能も利用したいところです。その場合は、支払い方法がコンビニ、クレカ、PayPalと複数あり、手数料 が他社より安価なPeatixという選択肢もあります。

拡散させたいなら「connpass」

スクリーンショット 2015-12-13 1.25.53.png
引用:connpass
TwitterやFacebookなどに申込時に投稿する機能があり、参加者の友達やフォロワーにもイベントが拡散されます。参加者の友達やフォロワーは、似た志向や趣味の方が多いため、よい宣伝として機能します。また、枠ごとに定員管理ができるため「女子枠」「学生枠」「ブロガー枠」などを設けて参加者層を広げていく使い方ができます。 :family:
細かいところでは、リマインドの自動送付は、何かと慌ただしい直前期に、運営の手を助けるものです。また資料の共有機能も便利ですね。簡易的なアクセス解析がついているのも嬉しいところです。
機能豊富なconnpassをイベント開催時のコッックピットのように使いこなし、PDCAを回してイベントを育てていくといったマーケ志向のあなたにぴったりです。

知り合い同士の勉強会は「Facebook - イベント機能」

スクリーンショット 2015-12-13 1.30.57.png
引用:Facebook
イベント告知サイトではありませんが、知り合い同士のネットワーキングを重視したいイベントは、Facebookで決まりです!もやはコミュニケーションインフラとなっているFacebook。人のつながりで、強力にイベントをプロモーションしてくれ、参加率の高さでは随一といえます。 :thumbsup:
Facebookの使い方は他のイベント告知サイトと異なり、主催者がイベントを立て、主催者の友人をイベントに招待をするという使い方です。招待を受けた友人は「参加する」「未定」「参加しない」を選び、参加登録をします。この招待機能を使えるのは主催者のみのため、運営に携わる人を広く主催者に登録し、告知を手伝ってもらうとよいでしょう。更に広く知らしめたい場合は、公開イベントにしてURLをシェアしたり、Facebook広告を出すのがよいと思います。

#最後に
上記は2015年12月12日時点の情報です。IT勉強会の盛り上がりとともに、各社サービスは日々進化しています。
ITに関連するサービスや製品の進化のスピードが加速する中、書籍やマニュアルだけではキャッチアップしきれなくなってきました。いち早くユーザーが人柱になってくれた経験をシェアしたり、懇親会で参加者同士で生の声を収集するためのIT勉強会は、おそらく今後も求められる存在です。
このようなイベント告知サイトを味方にして、一人でも多くの方がIT勉強会を主催・運営され、みんながよりITを使いやすい環境になるといいなと願っています。 :sparkles:

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