前回に引き続き、vThunderの記事です。今回は負荷分散対象ホスト/ヘルスモニタ/サービスグループの作成を実施します。ホストはロードバランサーから負荷分散対象として認識されたノードを意味します。サービスグループは登録されているホストをグルーピングして、負荷分散アルゴリズム(ラウンドロビンとかLeast Connectionとか)を設定しておきます。ヘルスモニタはホストのIPやサービスグループのPort番号など監視する役割を担います。
インタフェース設定の記事をご覧になれていない方は下記URLからどうぞ。
設定範囲
1. ホスト登録
まずは負荷分散対象となるサーバ情報を登録しましょう。管理画面上にある「ADC」から「SLB」をクリックします。負荷分散対象ノードの登録などはこちらから設定する形になります。
画面上部にある「サーバー」をクリックし画面遷移させます。右側の「+作成」ボタンをクリックします。
ここでは負荷分散対象のホストを登録できます。名前には任意のわかりやすい名前をいれて、ホストにはIPアドレスを入力します。ヘルスモニターのプルダウンから「ping」を選択して画面右下の「作成」ボタンをクリックします。同様の手順で2台分のホストを登録します。
しばらくすると、ホストのステータスが緑(UP)に変わります。もし赤(Down)のままの場合はサーバ側のFireWall設定など確認をして下さい。
2. ヘルスモニタの作成
次は登録したホストのサービスポートを監視するためのヘルスモニタを作成します。画面上部の「ADC」からヘルスモニタをクリックします。
画面が遷移します。画面右にある「+作成」ボタンをクリックします。
下記画面のようにTCP80番ポートを監視するためのヘルスモニタを作成しましょう。入力が終ったら「作成」ボタンをクリックします。
3. サービスグループ作成
最後にサービスグループを作成しましょう。「ADC」から「SLB」をクリックし、画面遷移後に「サービスグループ」をクリックします。画面がさらに遷移します。「+作成」ボタンをクリックします。
ここでは、負荷分散ポリシーの設定と作成したヘルスモニターの適用が出来ます。下記画面の通り設定し、画面右側の「作成」ボタンをクリックします。
事前に登録したホストを選択して作成ボタンをクリックします。2台分同様の手順で作成します。
4. その他
次回はバーチャルサーバ/バーチャルサービスおよび負荷分散状況の確認を実施致します。