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React-grid-layout + Chartjsでダッシュボードを作成してみた

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React-grid-layoutに関する記事は他にもありますが、Kibanaを意識したダッシュボードに特化した記事は見当たらなかったため、動的にグラフ追加・データソース指定ができるダッシュボードを作成してみました。(GrafanaとかSupersetみたいに立派なものではありませんのであしからず)

作成後のイメージ
image.png

React-grid-layoutは下記ご参照ください。

前提(Docker環境)

Docker: 23.0.1, build a5ee5b1
docker-compose: 1.28.2, build 67630359
コンテナイメージ: nikolaik/python-nodejs:latest
Python: 3.12.5
pip3: 24.2
fastapi: 0.112.1
nodejs: v22.6.0
react-chartjs-2: 5.2.0
chart.js: 4.4.3
react-grid-layout: 1.4.1

※react-grid-layoutの最新版1.4.4は動作が不安定だったため、1.4.1にしています。

1. React/FastAPIコード

Githubにアップ済みのコードを使って進めます。

2. ディレクトリ構成

GitHubに登録されているSourceコードは以下の通り

.
└── SecureAuthSite/
    ├── fastapi/
    │   └── main.py              # FastAPI
    └── react/
        ├── .env                 # PORT/API向けURL設定
        ├── package.json
        ├── package-lock.json
        └── src/
            ├── App.js           
            └── Dashboard.js     # ダッシュボード表示

3. デプロイ

gitからcloneしてコンテナを立ち上げるところから実施ます。

git clone https://github.com/nw-engineer/Dashboard.git
cd Dashboard/docker

起動前にsourceファイルをコピーしてからコンテナを起動ます。

mkdir work
cp -pr ../fastapi ../react work/
docker-compose up -d

docker psコマンドでコンテナ状態がUpしていることを確認します。

docker ps | grep kibana
79b14c17efaa   kibana-api:0.1  "python3" 21 seconds ago   Up 20 seconds 0.0.0.0:4003-4004->4003-4004/tcp, :::4003-4004->4003-4004/tcp kibana-api

コンテナにログインしてFastAPIを起動します。

docker exec -it kibana-api /bin/bash
cd /opt/fastapi
uvicorn main:app --host 0.0.0.0 --port 4004 --reload

続いて、別ターミナルを起動させてreactの準備をします。ディレクトリ移動後にpackageをインストールします。

docker exec -it kibana-api /bin/bash
cd /opt/react
npm install

起動前に.envのIP部分を変更します。

.env
PORT=4003
REACT_APP_API_URL=http://x.x.x.x:4004  # x.x.x.xを自身の環境に合わせる。

Reactを起動します。

npm start

4. 動作確認

それでは、ブラウザからアクセスします。URLに http://ipaddoress:4003 を入れてください。以下のように表示されます。
image.png

グラフを追加ボタンをクリックすると、以下のようにポップアップが表示されます。
image.png

  • APIエンドポイント:ここにはFastAPIのエンドポイントURLを入れます
  • グラフは3種類(折れ線グラフ/棒グラフ/円グラフ)のどれかを選択します
  • タイトルはわかりやすい名前を入れます

APIエンドポイントは1つだけとなりますので、以下のように設定してください。

http://ipaddress:4004/api/timeseries

追加すると、以下のように表示されます。
image.png

編集ボタン(鉛筆マーク)をクリックすると一度作成グラフを変更することができます。
image.png

削除ボタン(バケツマーク)をクリックするとグラフを削除できます。
image.png

また、好きな位置にグラフも動かせます。
image.png

保存ボタンを押すとブラウザ再起動しても登録されたデータが表示されます。

5. その他

実データを返却するAPIを準備すれば、生きたグラフになると思います。Kibanaのビジュアライズのように細かい値まで設定することはできておりませんが、APIからデータを引っ張ってきてダッシュボードに表示させるぐらいであればこれでも十分かなと思いました。それとグラフ情報保存・リロード後の表示まではできていますが、位置情報まで正確に保存できていませんのでこのあたり追々という事で。

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