覚え書きに
環境
- VirtuaBox 6.0.20
- RancherOS 1.5.6(ゲスト)
- Windows 8.1(ホスト)
- Cmder (ホストでのコンソールエミュレータ)
RancherOSのインストール
VMの作成
VirtualBoxでLinuxのVMを作成.
メモリ:2MB
ストレージ:10GB前後
RancherOSのGitHubから落としてきたrancheros.iso
を設定からVMの光学ドライブ欄にセット.
ネットワーク設定はホストオンリー.
起動(ゲスト)
起動したらとりあえずパスワードを変えておく.(なくても良いかも)
$ sudo passwd rancher
設定ファイル作成(ゲスト)
設定ファイルを作る.
本記事ではホームディレクトリ直下(~/)に作っている.
$ vi cloud-config.yml
# cloud-config
hostname: rancher
インストール(ゲスト)
まずパーティションを確認.
$ sudo fdisk -l
インストールを実行.
(仮想環境でないならフォーマットが必要かもしれない)
本記事では/dev/sda
にインストールする.PASSWORD
の部分は任意のパスフレーズに変更.
$ sudo ros install -c cloud-config.yml -d /dev/sda -a "rancher.password=PASSWORD"
確認のダイアログを確認してy
再起動を促されるが,拒否してシャットダウンする.
その後,設定からrancheros.iso
の割り当てを除去してから起動.
SSH作業
鍵の作成(ホスト)
鍵のペアを作る.
形式はRSA,長さは4096bit.
$ ssh-keygen -t rsa -b 4096
~/.sshディレクトリに(windowsなら/User/(username)/.ssh)
id_rsa(秘密鍵), id_rsa.pub(公開鍵)が生成されている.
鍵の転送(ホスト)
先ほど鍵が生成されたディレクトリに移動し,公開鍵をゲストOSに転送.
今回はsftpを使用.
例ではゲストOSのIPアドレスは10.0.0.1
とする
$ cd /User/(username)/.ssh/
$ sftp rancher@10.0.0.1
rancher@10.0.0.1's password:
Connected to rancher@10.0.0.1.
sftp> put id_rsa.pub
Uploading id_rsa.pub to /home/rancher/id_rsa.pub
id_rsa.pub 100% 743 175
sftp> quit
鍵の登録(ゲスト)
先ほどの操作でゲスト側に公開鍵が転送できているため,それを登録する.
$ cd ~
$ mkdir .ssh
$ touch .ssh/authorized_keys
$ chmod 700 .ssh
$ chmod 600 .ssh/authorized_keys
$ cat id_rsa.pub >> .ssh/authorized_keys
確認(ホスト)
ここまでうまくいっているならパスフレーズなしでログイン可能
$ ssh rancher@10.0.0.1
あとがき
詰みたくなかったのでパスワード認証をオフにする設定はこの記事では取り扱っていません.
この方面に詳しいわけではないため,現在推奨されていない方法を使ったり,そもそもやり方が間違えている可能性があります.お詳しい方,訂正のコメントを頂けると幸いです.
参考文献
https://pdwslmr.netlify.app/posts/on-premise/rancheros-install/
https://qiita.com/kazokmr/items/754169cfa996b24fcbf5