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業界未経験が未経験を育成するということ

Last updated at Posted at 2023-12-18

株式会社OMJテクノソリューションズ Advent Calendar 2023 19日目の記事です。

私は異業種から転職して日も浅い身分なのですが、早々に未経験の部下を持つことになりました。とんでもないタイトルですが、普段何を考え動いているかを書き連ねようと思います。
経験の有無に関わらずどのようなマインドを持つべきかを考える機会になれば幸いです。また、部下の育成に戸惑っている方にも読んでいただけると嬉しいです。

技術的な育成

出来ません

当然ですが技術的な育成はできません。無理です。私自身が勉強中ですので人に教えられるような技術は皆無です。
ですので技術に関して、育成する側とされる側の関係はもはや無く同僚として知識交換をするに終始しております。自分が理解できているものについては共有し、理解出来ていないものに関しては分からないと言い切る。持つプライドもないのでこの態度で一貫することを心がけています。なんなら部下に教えを請うことも多々あります。
はっきり言って頼りになる教育者にはなれないです。部下が課題にぶつかったときは一緒に悩むくらいしか出来ていないのです。
あとは自分も部下も独自に学習し、得たものを共有し合うような仕組みをもってスキルアップを目指すという形を構築するのができることなのかなぁと頭を悩ませております。
特殊な状況下ですのでネガティブ部分が前面に出てしまうのですが、一方腹を割った関係性を構築することが容易であるという事実もあるかと思っております。日の浅い人間は隠し立てするような物事もないので開放的なコミュニケーションが基本になってました。加えて、未経験同士持っている視点も近いため認識齟齬が起こりにくいのです。その点を存分に活かすのが最良ではないでしょうか。

出来ないなりに

もちろん出来ないと開き直って終わるわけにもいきません。
育成という観点からは話が逸れますが、上司として出来ないなりに最低限として以下を心がけております。
・独学を止めない。
・可能な限り一歩前を進む。
・課題の解決方法など間接的な助力をする。
・物事を明確にする。
・プライドは持たない。
そもそも私自身が勉強中であるという大前提を納得してもらい、その上で上位にいさせていただくというベンチャー特有の状況を飲み込んでもらっているのです。不誠実であることが認められるわけはないので自己研鑽は必須でしょう。また、業務において直接的な技術の教育ができなくとも間接的なアドバイスであれば多少できることはあるはずですので、そういったところにも重きをおいております。
何よりも重要なのは物事を明確にしておくというところかと思います。物事の進め方や責任の所在、私自身が対応できる範囲など、不明瞭なものが残るほど不信感が増大するでしょう。具体的な話こそが納得感を得る最良の手段と捉えております。
前述している通り良好なコミュニケーションを確立しやすいので多少突っ込んだ話もしやすかったりするのです。一般的な上司から部下への一方的な注意・指摘よりも、相互で言いたいことを言い合う関係性というものを実現できるのではないかと思います。

技術面以外での育成

前述の通り技術面では何も出来ていないので、せめてそれ以外でできる育成を全うするのが最低限かと思ってます。異業種で社会経験自体は積んでいるので、その中で得た経験からIT業界でも活かせるものを抽出し共有する。これが唯一可能なところですね。
簡単に言っていますが、何がIT業界で活かせるかの判断も怪しいというのが実情です。なので常々自分の認識がズレているかを周囲に確認することが必須となります。異業種から来た身分だとそもそもの前提がズレた認識を持つことが多々あるため、確認を怠ると一瞬で害悪な存在になるポテンシャルを持っていると思います。育成云々以前に会社にとって毒とならないよう気をつけねばなりません。

つまるところ

駄文を書き連ねましたが、業界未経験が未経験を育成するにあたって重要な点は以下の通りかと思います。
・技術的な教育は不可能。知ったかぶりでテキトウなことを言わない。
・自分も部下も独自で学習し共有しあうような仕組みを作る。
・技術面以外では経験から活かせそうなものを抽出し、内容を精査して共有する。
・そもそも発展途上な中の特殊な体制。信用を失うようなことがあってはならない。

育成という観点とは随分ズレた文章になってしまいましたが、私個人の考え方を書き下しました。あまりないとは思いますが似たような境遇にある方に何らかの足しになれば幸いです。

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