USBコネクター部分を不注意で壊してしまったBlack Pill 1枚,
ちょうどお仕事でArduinoじゃなくて素のSTM32としてビルドしたい事があって,やってみた。
書き込みで注意点があったけど,切り抜けられた。
- STM32F103C8Tx として,STM32CubeIDEでビルドできるようにする。
- Debugフォルダーに出来上がる ***.bin を,STM32CubeProgrammerで書き込む。
STM32CubeIDEでは,Runコマンドでは実行できない。STLINKも互換品を使っていて,ファームのアップデートができず,それ以上進まないため。
ビルドは成功して,バイナリーができているので,STLINKファームアップデートをせずにSTM32CubeProgrammerで書けばOKだった,というオチだった。
STM32CubeIDEでピン設定。BlackPillはPB12にLEDがある。
Generate Code して,何度か怒られたけど,しつこく実行していたらできるようになった。(不明瞭,ごめんなさい)
main.c に以下のように追加
BlackPillとSTLINKを接続。コネクター側のピンを写真下側にセット。BOOT0=H ISPモード。
STM32CubeProgrammerを起動し,STLINKを接続。Erasing & Programming で *.bin を選び,[Start Programm...] をクリックするとOK
BlackPillのピンをもとに戻し,STLINK経由で電源を入れると見事に起動する!
(夕方 早速追記)
上記記事ではSTLINK互換品を使ったが,NUCLEO-64をST-LINKがわりにして書き込むこともできた。
多くの先輩達の記事のとおり,NUCLEOのCN4を一旦はずし,
Black PillとNUCLEO CN11を接続。
BlackPill | Nucleo CN11 |
---|---|
GND | 3:GND |
CLK | 2:CLK |
DIO | 4:DIO |
3V3 | 1:VDD |
BlackPillのブートピンをISP状態にセット。NUCLEOをパソコンに接続。STM32CubeProgrammerで見事書き込み成功。
Black Pillに別途電源は不要だった。Nucleoから供給されるようだった。
パソコン上で *.bin をドラッグ&ドロップでも書き込みできた。すごい。
Nucleo CN11 1ピンから,実行時の電源は供給できないみたい。