プチ成功体験が楽しくなって，Debianの起動ディスクも作ってみた。
目的
- debianをインストールしたUSBメディアを作る。
- 内蔵macOSのboot部分に手を入れずに起動できるようにする。
作業した環境
MacBook Pro 15 Mid 2014 w/ Big Sur 11.6.1
VMware Fusion Player 12.2.1
debian-live-11.1.0-amd64-gnome.iso
128G SDカードとカードリーダー
作業用のVMware環境を作成
- debian iso で起動するようにする。
- HDDは作成しない。
- UEFI起動にする。
USBメディアにdebianをインストール
- 用意したVMware環境を起動する。
- USBメディアをゲストに認識させる。
- VMware上でUSBメディアにdebianをインストール。その時，パーティションおよびマウントポイントは以下のとおりとする。
sda 116.5G
├─sda1 200M fat32 # /boot/efi
└─sda2 116.3G ext4 # /
（補足）debianインストーラーでは，普通にgrubがインストールされる。
boot領域の修正
このまま終了し，rEFIndをインストールしてもいいが... 今回は以下の手順でやってみた。
インストーラーを終了し，ライブ環境に戻って，そのまま以下の作業を続ける。
ESP領域をマウント
mkdir efi
sudo mount /dev/sda1 efi
sudo mkdir -p efi/EFI/BOOT
EFI用のgrubをライブ環境に取り入れて起動ファイルを作成しコピー
sudo apt install grub-efi-amd64-bin
grub-mkimage -d /usr/lib/grub/x86_64-efi/ -o BOOTx64.EFI -O x86_64-efi -p "" part_gpt part_msdos ntfs ntfscomp hfsplus fat ext2 normal chain boot configfile linux multiboot
sudo cp BOOTx64.EFI efi/EFI/BOOT/
sudo cp -r /usr/lib/grub/x86_64-efi efi/EFI/BOOT/
debianインストーラーが作成した起動ファイルもコピー
mkdir usb-debian
sudo mount /dev/sda2 usb-debian
sudo cp -R usb-debian/boot/grub/* efi/EFI/BOOT/
メディアをアンマウント
sudo umount efi
sudo umount usb-debian
カードリーダーのままUSBで起動成功。
SDカードでも起動できた。うれしい。
おまけ
起動後に，私のmacでWifiドライバーを導入
sudo apt-get update -y
sudo apt-get install linux-headers-$(uname -r|sed 's,[^-]*-[^-]*-,,') broadcom-sta-dkms -y
sudo modprobe -r b44 b43 b43legacy ssb brcmsmac
sudo modprobe wl
USBテザリングでスマホのネットワーク使用