ラッパークラスとは
基本データ型のデータをオブジェクトとして包み込むクラスのことです。
また基本データ型とラッパークラスでは自動的に型変換が行われます。
基本データ型のおさらい
ラッパークラスの種類
8種類のラッパークラスがjava.langパッケージ
に用意されています。
一覧にまとめてみました。
データ型 | ラッパークラス |
---|---|
byte | Byte |
short | Short |
int | Integer |
long | Long |
float | Flort |
double | Double |
char | Character |
boolean | Boolean |
int型とchar型以外は一文字目が大文字になります
ラッパークラスは参照型なので、初期化していない場合の値がnullになっています。
値を設定していない時に参照型→基本データ型への自動変換が行われると
プログラムの実行時にエラーが出てしまいます。
ラッパークラスからStringへのキャスト
ラッパークラスのインスタンスメソッド toString()
を使用します。
数値の変数名.toString() と書いて実行することで、その数値がString型へ変換されます。
Integer A = 123;
String number = A.toString();
Stringからラッパークラスへの変換
Stringを整数のint(Integer)へ変換したい場合は
Integer.parseInt()
というstaticなメソッドを使います。
String S = "123";
int number = Integert.parseInt(S);
String(参照型)のおさらい