はじめに
他のところで書いた内容を備忘録も兼ねてまとめる。
方法
条件は厳しいが、少なくとも2種類の方法がある。
①「Auto_Open」プロシージャ
まだイベントが無かった頃のレガシー機能として、「特定の名前のプロシージャを作成すると、その名前に応じたタイミングで実行される」といったもの。
基本的にはExcelで使われる機能だが、PowerPointでもアドインなら「Auto_Open」を使用できる。
利点
ある程度古いOfficeでも使用可能。
欠点
アドインファイルのみ（アドインであれば .ppa/.ppamどちらの形式でも可）。
PowerPointのアドインの注意
Excelの場合、元のファイルの構成をほぼ完全に保持したままアドインとすることができ、簡単に元に戻すことができる。
しかしPowerPointの場合、アドイン化すると中のコードなどは原則閲覧・編集不可となる。
（アドインに関しては別に詳しく書こうと思っているが予定は未定）
② Custom UI XMLの「onLoad」コールバック
Custom UI XMLはRibbon UI のカスタマイズに使用するものであるが、「onLoad」コールバックを使えば、リボンロード時≒ファイルオープン時に処理を行うことができる。
利点
比較的新しい技術。
欠点
最低でもOffice2007以降でないと使用不可。
ファイル形式も2007以降のもの（pptm,ppamなど）である必要がある。
XMLの追加などが面倒（ツールを使う手もあるが）。
Custom UIについては以下を参照。
2007 Office Fluent リボンをカスタマイズする (開発者向け) (パート 1/3)
2007 Office Fluent リボンをカスタマイズする (開発者向け) (パート 2/3)
2007 Office Fluent リボンをカスタマイズする (開発者向け) (パート 3/3)
Office 2010 Fluent UI カスタマイズの基礎知識