概要
QGISのプラグイン開発等で必要となるOSGeo4W ShellをWindows Teminalから利用するための設定方法を紹介します。
環境
- QGIS 3.28.7 LTR
- Windows Terminal 1.17.11461.0
Windows Terminalのプロファイルの追加方法
Windows Terminalを起動し、設定から 新しいプロファイルを追加します
をクリックします。
新しい空のプロファイル
を選択します。
以下の3項目を設定します。
設定する値は以下の通りです。
項目 | 設定値 |
---|---|
名前 |
OSGeo4W Shell (任意) |
コマンドライン | %SystemRoot%\System32\cmd.exe /k "C:\PROGRA~1\QGIS32~1.7\OSGeo4W.bat;popd" |
アイコン | C:\PROGRA~1\QGIS32~1.7\OSGeo4W.ico |
パス中の QGIS32~1.7
の部分はQGISのバージョンによって異なります。QGISのオプションの システム
> 環境
に記載されている環境変数などで確認することができます。
設定値を入力した後、保存
を押して設定は完了です。
Windows Terminal から OSGeo4W Shell を起動
正しく設定されていると、以下のようにOSGeo4W Shellがプロファイルとして選択できるようになっています。
OSGeo4W Shell を起動し、GDAL (gdalinfo
) や pyrcc5
コマンドが利用可能なことが確認できれば完了です。
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